Uberが、ドライバー自身が運賃を設定できる新機能のテストをカリフォルニア州で実施しています。
現段階で運賃設定機能テストを行なっているのは、サンタバーバラ、パームスプリング、サクラメントにある空港発のライドのみ。ドライバーは、最大でUber運営側が今まで設定していた運賃の5倍を設定することができます。安い設定のドライバーから配車され、ユーザーが多いラッシュ時になると高価格設定のドライバーにまでお客さんが回ってくるという仕組み。これにより、ドライバー間の価格競争が生まれるとともに、いくらもらえるなら働きたいというドライバーの要求、都合も反映されるようになります。
この取り組みは、去年カリフォルニア州で制定されたギグ・ワーカーを保護するギグ法の影響を受けたもの。価格設定以外にも、カリフォルニア州のUberドライバーには、お客さん乗せる前に想定移動距離や時間などのライド情報が提供される、乗車拒否ができるなど、新たな試みが始まります。
カリフォルニア州を皮切りに、他州、他国でもギグ法制定の動きが広まれば、世界的にUberやLyftなどのあり方は変わってきます。今年は大きな変換の年となりそう。
Source: The Wall Street Journal via The Verge