あれ? 今年ってひょっとしてWi-Fiルーター買い年じゃない?
って思うんですけど、どうでしょう? Wi-Fiルーターを選ぶとなると、これまではWi-Fi 6の速度と安定性を取るか、メッシュWi-Fiのカバー力を取るか。的な悩みがあったと思いますが、その悩みは過去のものになりそう。
今年からは、Wi-Fi 6かつメッシュWi-Fiとかいう、ぼくがかんがえた「最速×最強」のちょうへいき。が各社から発表され、CES 2020にてお披露目されています。
ハイエンド〜エントリーまでそろったTP-Link

TP-Linkは用途(規模)に合わせて3モデルが登場。
最上位モデルの「Deco X90」は、2.4GHz帯域×1、5GHz帯域×2のトライバンドメッシュを構築でき、最大で6600Mbps。最大200台までの機器を接続をサポート。さらにWANポートは2.5Gps&1Gbpsという激速構成です。
対応エリアもめちゃ広くて(理論上は)最大6000平方フィート(約557平方メートル)までカバーできるとしています。お値段もツヨツヨで2個セットでお値段は449.99ドル(約4万8749円)。調べているうちにフェアリーテイルを読み聞かされているような気分になってきて、最終的な感想は「このメッシュが必要なくらいの家に住みたいなぁ…」でした。

ミドルモデルの「Deco X60」は、ちょっとコンパクトになって性能は半分の最大3000Mbps(2.4GHz帯域×1、5GHz帯域×1)のデュアルバンドメッシュWi-Fi。最大接続数は150機器となり、カバー範囲は最大5000平方フィート(約464平方メートル)だそうな。いや、それでも十分広いッスよね…。価格は2個セットモデルで269.99ドル(約2万8924円)、このあたりから手が出そうな予感ですけど、まだオーバースペック気味。
そしてエントリーの「Deco X20」は、デュアルバンド式で最大1800Mbpsの接続数150。カバー範囲は化け物じみてないけど、一般家庭でWi-Fi 6のメッシュシステムへアップグレードする最適なモデルです。価格も2個セットで189.99ドル(約2万577円)。たぶん普通の家庭ならこれで十分すぎる。狙うならこれですかねー。
PC周りに積極的に置きたいガジェッティーなNETGEAR

NETGEARからはエントリークラスの「NIGHTHAWK MESH WIFI 6 SYSTEM (MK62)」がまもなく登場します。
デュアルバンド式で最大1800Mbps、対応エリアは最大で3000平方フィート(約279平方メートル)。とエントリークラスながら、こちらも一般家庭で使うなら十分。Amazon.comではすでに予約がスタートしていて、予約価格は229.99ドル(約2万4950円)。
Wi-Fi端末っぽくない、ガジェッティーでオシャレッティーなデザインは、ギークな部屋にマッチしそう。
BelkinのLinksysシリーズからハイ&ミドル2モデル

Belkin参加のLinksysからも新型がいくつも登場しています。Wi-Fi 6&メッシュという構成だとこの2機種。
やる気を感じる黒い4角モデルが「Dual-Band Mesh WiFi 6 router (MR9600)」。PRTIMESのリリースによると4倍の高速通信、Wi-Fi範囲の拡大、容量の増加というふわっとした表記になっていますが、同時デュアルバンドで最大6000Mbpsの8ストリームという数値を見ると、まごうこと無きハイエンドモデル。米国では2020年春頃に発売予定です。
あれ?こいつ見たことあるな。という白いヤツが「Velop WiFi 6 system (AX4200)」。デザインこそ既存のモデルと同じですが、中身はアップデートされていてWi-Fi 6へ対応。最大速度4200 Mbpsのトライバンド、対応エリアは最大3000平方フィート(約279平方メートル)となっています。価格は発表されていませんが、おそらくハイエンドの「Linksys MX10」よりも値段を抑えた普及モデルという位置づけかな。こちらは米国で2020年夏頃に発売予定。
この他にもCES 2020では、さまざまなWi-Fi 6対応ルーターや、メッシュシステム対応モデルが出ているっぽいですね。おそらく、これからも同様のWi-Fi 6+メッシュというルーターが国内外からポコジャカ出てくると思うので、そろそろルーターを変えようかな? と考えている方は、今年は各社の動向に注目しておいたほうが良さそうですねー。
ルーターは消耗品。環境が整ったら買い替えをどうぞ。
Source: THE VERGE, Engadget.com, TP-Link, NETGEAR, PRTIMES