英語学習を知り尽くしたZ会に聞いてみた「翻訳ツールがあるのになんで英語を勉強する必要があるんですか!?」

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  • author 三浦一紀
英語学習を知り尽くしたZ会に聞いてみた「翻訳ツールがあるのになんで英語を勉強する必要があるんですか!?」
Photo: 小原啓樹

テクノロジーがあれば英語なんて話せなくても問題ないぜ!」。

そう豪語するのが、ギズモード編集部の佐々木です。彼はギズモード編集部のなかでも1、2位を争うほどのテクノロジー信者。テクノロジーでご飯3杯は食べられるわんぱく野郎です。

佐々木は、なぜ今さら英語を勉強するのかわからないといった様子。

英語を勉強する意味なんてあるんすか? だって、今はスマホがあればリアルタイムで翻訳できるじゃないですか。Webの記事だって、ネットの翻訳サービスを使えば一発で翻訳してくれるし、僕が勉強するよりテクノロジーが進化するほうが早いんじゃないですかね?

まあ、彼にそう言われるとそうかもしれないなと思う部分もあります。しかし、日本という国はそうは思っていないようです。2020年度から小学5、6年生では英語が正式な教科になります国語算数理科社会英語になるわけです。

国を挙げて子どもたちに英語を勉強させようとしているくらいですから、やっぱり英語は必要なんじゃないか。いやいや、必要ないっすよ。いややっぱり必要だって! ご飯おかわり! そんな議論が、しばし編集部で交わされるようになってきました。

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Photo: 小原啓樹

そこでこの問題に決着を付けるため、佐々木は静岡県三島市にある通信教育のZ会に行くことを決意。なんでもZ会では、小学生の英語教材について日夜研究を重ねているとのこと。さっそく佐々木は、Z会本社へ乗り込みました!

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Photo: 小原啓樹

「こんにちはー。英語を勉強する必要なんてありますか?」

テクノロジーがあれば英語なんて勉強しなくていい!?

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Photo: 小原啓樹

株式会社Z会 幼小事業本部 指導部指導課 英語担当 主任 奈良美紀さん

編集部・佐々木の不躾な質問に答えてくださったのは、Z会で小学生向けの英語教材の制作を担当している奈良美紀さんです。それでは、奈良さんと佐々木の英語学習議論、スタートです!


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Photo: 小原啓樹
煽るギズモード佐々木

ギズモード編集部・佐々木(以下、佐々木):今はパソコンやスマホで簡単に翻訳できたり、会話をサポートしてくれたりするツールがあるじゃないですか。そうすると、英語を勉強する必要が感じられないんですよね。英語を勉強する必要性ってあるんですか?

奈良美紀さん(以下、奈良):機械翻訳といったテクノロジーは便利ですが、現時点では、英語の素養がないと使いこなすのは難しいでしょう。言語にはたくさんの例外があり、話者の意図や文化によっても意味が変わってくるものです。そのとき完全にテクノロジーに身を寄せてしまうのは、現実的に厳しいと思います。そういった点で、英語を勉強する必要はありますね。

佐々木:なるほど、ということは僕はさっそく論破されたわけですね?

奈良:えぇ…。たとえば、レストランで食事を注文するといった局所的な場面では、機械翻訳でも十分だと思いますが。

小学生が英語を勉強する意味あるの?

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Photo: 小原啓樹
ねばるギズモード佐々木

佐々木:でも、英語の素養さえあればテクノロジーの恩恵は受けられるわけですよね。小学生から英語の素養を身につける必要なんてありますか? 今まで通り中学生からでもいいと思うんですけど、なんで国もZ会も小学生の英語教育に力を入れてるわけです?

奈良:今の日本は、外国人の方が増えていますよね。外国人の方が日本で働くことも珍しいことではなくなっています。そこで重要になるのがコミュニケーションです。

違う国の人間が信頼関係を築くことが重要になりますが、そのときにお互いの文化の違いをわかった上でコミュニケーションをしていく必要があります。その意識を小学生のうちから醸成させていくのが、小学生の英語学習の大きな狙いですね。

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Photo: 小原啓樹

奈良:2020年度からの小学校の新しい学習指導要領でも、ただ単に英語を話せるようになることではなくて、英語学習を通して外国の文化を知ることが重要と謳われているんです。

外国語やその背景にある文化を,社会や世界,他者との関わりに着目して捉えるとは,外国語で他者とコミュニケーションを行うには,社会や世界との関わりの中で事象を捉えたり,外国語やその背景にある文化を理解するなどして相手に十分配慮したりすることが重要であることを示している。

文部科学省 小学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説 外国語活動・外国語編より抜粋

2020年度から採用される小学校の英語の教科書では、登場人物がアメリカやイギリスの人だけではなく、アジアや南米の人もいます。いろいろな人種がいていろいろな文化があることを授業の中で教えていくわけなんですね。なのでこれからの子どもたちは英語=アメリカというイメージは持たないと思います

英語ができればコミュニケーション能力が上がるの?

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Photo: 小原啓樹

佐々木:コミュニケーションをする上で、相手の文化を理解することが必要なのはなんとなくわかるんですけど、英語と一緒に勉強する必要はあるんですか? 言葉は機械的に丸暗記しちゃったほうが早くないですか?

奈良:機械的に意味がわかればいい、というものではないと思うんです。言葉は文化なので、その言葉を発する人の文化的背景が必ずあり、それを知っておくことが重要になってきます。

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Photo: 小原啓樹

奈良:たとえば、日本語は主語がなくても通じることがありますよね。それは、日本人同士なら主語がなくてもなんとなく意味が通じる文化があるからなんです。これが英語ですと、必ず主語が必要になります。

英語を使う社会は、言わなければ伝わらない文化なんです。そういうことを知った上でコミュニケーションを取らないと、スムースな意思の疎通ができないこともあります。

日本では「沈黙は金なり」みたいなことを言いますが、アメリカだったら積極性に欠けると思われかねない。そういう文化の違いを英語を学びながら覚えていくことが、英語学習のポイントだと思います。

佐々木:でも、そういったいろいろな国の文化は、ネットで調べればわかることも多いと思うんですね。

奈良:そういうテクノロジーを使って世界のことを知るのも、小学校の英語授業の目指すところですね。

佐々木:じゃあ、それこそ大人になってからでもいいんじゃないですかね? 必要になったときに調べれば済むのでは?

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Photo: 小原啓樹

奈良:それも大切だと思いますが、そのためにも「世界は日本だけではない」ということを子どものうちに知っておくことが大きな一歩になると思っています。日本だけで生きていると、日本の常識が正しくて外国の常識は間違っていると思ってしまうこともあります。自分だけが正しいと思いこんでいたら、調べようという気にすらならないかもしれない。

そうではなくて、世界には日本とは違う文化があって、みんなそれぞれその文化の中で生きている。そういったことを認めた上で、これからの子どもたちは生きていかないといけないのです。

だから、そもそも英語を話せるようになることより、さまざまな国にルーツを持つ人たちの文化を理解し、共生していく姿勢を養うきっかけづくりのために小学英語教育は必要なのではないでしょうか。

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Photo: 小原啓樹
そもそも「文化の違い」という考え方があることを教える。なるほどなー

小学生に英文法は教えない

佐々木:2020年度からの小学英語教育は、英語を話すためだけのものじゃなく、異文化理解のきっかけを作るものでもあるわけですね。じゃあ、僕たちが中学校から学んできたような英語の授業を、小学校でやるわけではないんですか?

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Photo: 小原啓樹

奈良:そうですね。まず文法などは一切教えることはありません。表現をそのまま覚えるような方法です。僕は○○です、だったら「I'm ○○.」ですし、私は○○が好きです、だったら「I like ○○.」というように教えます。amとlikeの違いのような学問的なことは教えません。

佐々木:英会話のレッスンのような感じですね。

奈良:近い感じはあると思いますよ。

保護者の中には、「中学校を先取りして文法を」と言う方もいらっしゃるのですが、国語の授業でやっと主語述語の勉強を始めたばかりの子どもたちが、英文法の考え方を理解するのは難しいですよ。

そうじゃなくて、赤ちゃんが言葉を覚えていくようなやり方で、たくさん聞いて、それをまねしてみる方法がメインになります。

佐々木:「話すためだけのものじゃない」と言いつつ、話す練習はがっつりやるんですね。

奈良:コミュニケーションを取るためには話す力は重要ですし、英語を話すためには、トレーニングが必要ですからね。私たちの時代は、学校の授業ではそういうトレーニングはなかったですよね。なので話せない人が多いのは、単純にトレーニング不足だと思います。座学だけでもおそらく、ある程度は英語を読めるようになったと思うんです。また、聞くことも多少はできると思います。でも、話すことができないという。

佐々木:もうそれは、やるしかないと。

奈良:コツコツやるしかないですね。日本人が英語を話せるようになるには、3,000時間かかるという研究結果もあるんですよ。

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Photo: 小原啓樹
えっと…、1日3時間やったとして、1,000日。3年以上かかるっていうことですか!

紙の教材で英語なんて話せるようになるんすか!?

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Photo: 小原啓樹
Z会の小学生向け英語教材「エブリスタディEnglish」には、音声ペン「エブリスピーク」が付属する

佐々木:Z会は基本的に通信教育じゃないですか。しかも紙の教材ですよね。さっき仰った英語を話すためのトレーニングは、紙の通信教材でできるんですか?

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エブリスピークを使い、問題を聞き、自分で発音した答えを録音。それを再生して聞き直す作業を繰り返すことで、耳から英語を体感していく

奈良:はい。ポイントは、Z会の教材「エブリスタディEnglish」に付属する音声ペン「エブリスピーク」ですね。このペンは、テキストのドットコードをタッチすると、ネイティブスピーカーによる英語が流れます。また、このペンには自分の声を録音できるので、ペンから流れる音声を聞いた後に、自分が声に出して答えたものを録音して聞くことができます。

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Photo: 小原啓樹

佐々木:ちょっとやらせてもらっていいですか…。あ、ページにある指定されたエリアをタッチするわけですね…

エブリスピーク ペンWhat do you want to be?

おぉ、ペンが喋りましたよ!

I want to eat Yakiniku!

あ、違うか。

I want to be a doctor!

なるほど、このペンはガジェット好きには刺さりますね!(笑)。

このペンによって、4技能のうちの聞いたり、話したりのトレーニングができるわけですね。教材に書いたりもするんですよね?

奈良:エブリスピークに発音した答えを、テキストに書く形にしました。つまり、音を聞きながら、文字を読んで、真似して発音をして、最後に書くということをさせています。

子どもたちにとって、「読む」と「書く」のはとてもたいへんなことなんです。案外話せても書けないものなんですよ。

佐々木:日本語もそうですけど、まずは音で覚えますよね。なるほど自然な言語の学び方に近い感じですね。

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Photo: 小原啓樹

奈良:そうだと思います。よく4技能(読む/書く/聞く/話す)と言われていますけれど、今は4技能5領域といって、「話す」がさらに「会話」と「スピーチ」の2つに分かれます。Z会でも「会話」「スピーチ」それぞれの基礎を作る工夫をしています。

たとえば、小学6年生の講座では、月1回オンラインで外国人講師のレッスンを受けられます。1回のレッスンは25分で、「エブリスタディEnglish」で学習した内容の発音や、会話の練習ができます。「英語を話す人に慣れる」そして「自ら英語を話すことに慣れる」、会話の練習ですね。

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Photo: 小原啓樹
小学6年生の最後の課題では「中学校で入りたい部活動」についてスピーチ。「何の部活に入りたいか」「その理由」を英文で書いてから、エブリスピークに録音し聞き返す。スピーチの定型を覚えておけば、他の質問でも応用できる。

奈良:一方、こちらも小学6年生の内容なのですが、「エブリスタディEnglish」のまとめには、将来の夢を語るという課題があります。これはスピーチの練習ですね。

難しい、と思うかもしれませんが、これは0から原稿を考えるわけではなくて、お手本の枠組みがあって、そこに自分が将来なりたいものと理由を入れれば、スピーチが完成します。中学や高校に進んでもこの型を踏襲していけば、ある程度スピーチが組み立てられる教え方をしています。

そして完成したスピーチは、エブリスピークに録音し、自分で聞いてみることで、発表の練習をしてもらいます。

「流暢に英語を話せるようにしたいとは思っていない」

佐々木:昔は英単語のスペルを覚えるのに、何回も書いて覚えたじゃないですか。Z会の教材と聞くと、そういうお堅いイメージだったんですけど、違うんですね。

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Photo: 小原啓樹

奈良:小学生の場合、それで英単語のスペルが身につくかと言ったら、なかなか身につかないと思うんです。なぜ英単語のスペルが定着しないかというと、普段使わないからなんですよ。漢字は日常生活で使う機会があるので定着するんですが、子どもが日常生活でanimalとか書かないですよね。だからそこは、書くテストがある中学生にならないと難しいかなと思っています。

佐々木:とはいえ教材のなかでは4技能の「書く」ことはさせていますよね。これはどうしてですか?

奈良英語の文章を正しく書く作法を学んでもらう目的があります。小学生は英文を単語ごとに区切って書く、いわゆる分かち書きができない子が意外と多いんです。日本語ではやらないので。そこで、単語ごとに区切って書くことを自然と学んでもらう目的で、書かせています。

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Image: Z会
分かち書きができない例
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Image: ギズモード・ジャパン
意外にも単語の間にスペースを開ける「分かち書き」ができない子どもが多いらしい。ちなみに焼肉は佐々木の好きな食べ物だ

佐々木:教材っていうと「読み」「書き」をメインに学ぶイメージだったんですけど、小学生向けの教材だと「読み」「書き」はあくまでも補助的なイメージなのですね。

奈良:そうですね。しかも私たちは、この教材を使ってすごく流暢に英語を話せるようにしたいとは思っていないんです。英語を話すことに対して自信を持ってもらうとか、自分は英語を話せるようになるかもという気持ち、そういう素地を養うことが重要だと思っています。

Z会の教材で何回も練習してから学校で発表をしてもらって、みんなの前で英語で話せる自信を持ってほしいなと思っています。英語に対する成功体験を積み重ねていって欲しいんです。

佐々木:日本の小学校で英語教育が始まって、これから英語がわかる子どもが増えてくると思います。そうなったとき、日本はどう変わっていってほしいと思いますか?

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Photo: 小原啓樹

奈良:英語に対するコンプレックスがなくなって、子どもたちが大人になる頃にはいろいろな国の人たちと英語でも日本語でも、堂々と渡り合えるようになればいいなと思います。

それと同時に自分たちとは違う、日本とは違う世界があって、それはそれでいいんだという気持ち、相手を尊重し、お互いに認め合いながら生きていけるような社会になって、多様性を認めあえる日本になってほしいと思います。

「英語ができる!」自信につながる教材

テクノロジーがあれば英語を勉強する必要ないと思っていたギズモードでしたが、そもそも「英語を勉強すること」=「英語を完璧に話せるようになるためじゃない。日本以外の文化を知り、さまざまな文化の人々と共生していくため」という斜め上の答えが返ってきました。

そして、そんなZ会が作る小学生コースの英語教材は、成績がどうとか、受験がどうとか、そんな話はゼロ。とにかく、海外のことに興味をもったり、英語を楽しんでもらいたいという、もっと大きな視点で教材を制作しているみたいです。

こんなコンセプトの英語教材、いかがですか? 小学生のお子さんが自然と英語に触れる機会を作るのが、このZ会の教材の良さでしょう。

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Photo: 小原啓樹
大人がやってもよさそう。お子さんと一緒に英語を学ぶのもいいかも

最近はグローバル社会や多様化と叫ばれるように、時代の変化とともに英語を習得する目的が変わってきています。だから、英語の勉強の仕方が変わって当然。英語教育のプロであるZ会はそういった移り変わりに敏感に反応して、教材を作っていました。

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Photo: 小原啓樹

Source: Z会, 文部科学省

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