深紫外線LEDで空気を殺菌! 医療機メーカーによる消毒剤を使用しない「空間除菌消臭装置」

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  • author 小暮ひさのり
深紫外線LEDで空気を殺菌! 医療機メーカーによる消毒剤を使用しない「空間除菌消臭装置」
Image: PRTIMES

LEDって万能だな!

この季節になると、空気を舞う菌やウイルスが気になってきます。一般的な対策としては乾燥予防や、感染しにくい健康状態を維持するといった対策がありますけど、原因をやっつける! というアプローチがこちらです。

医療気メーカーである日機装が発表したのが、空間除菌消臭装置「Aeropure(エアロピュア)」。特徴は、薬剤などで除菌するのではなく光のパワーを使っているところ。

具体的には「深紫外線」を発するLED(DUV-LED)を利用しています。

深紫外線(DUV-LED)ってなんだ?

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Image: 日機装株式会社

まず深紫外線とはなんぞや?ですよね。

400nm以下の波長を持つ紫外線。レジンを硬化させたり殺菌ライトとして利用されたりと馴染み深い波長ですが、日機装では浄化能力や光触媒としての効果の高い、280nm以下の波長を持つ「深紫外線」に特化。

発光に適した半導体素材である、「AlGaN」結晶技術を向上させることで、高い出力と製品寿命を持った深紫外線LEDの量産開発に成功したことで、水の浄化装置や今回の空気浄化装置などへ採用しています。

ちなみに、理化学研究所によると、AlGaNって窒化アルミニウム(AlN)と窒化ガリウム(GaN)が混在した結晶であるとのこと。窒化ガリウムってガジェット界では充電器周りでおなじみの物質となってますが、こんなところにも使われていたんですね(20へぇ)。

深紫外線で99%以上の除菌・分解効果!

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Image: 日機装株式会社(プレスリリースPDF)

さて、では効果はいかに? プレスリリース記載のデータによれば、ウイルスやにおいの元となる物質・菌・アレルギー物質を除菌・分解し、99%以上減少。20秒で肺炎球菌やインフルエンザウイルスの不活化に成功しているようです。

また日本経済新聞によると、6時間稼働でインフルエンザウイルスは99%以上減少、アンモニアも8時間ほどの稼働で99%以上減ると報じています。

おっ、じゃあ最近深刻なことになっている、新型コロナウイルスへは…というと。

深紫外線LEDを搭載した光触媒フィルターにより菌やウイルス、アレルギー物質を除菌・有機物分解します。キャッチした菌やウイルスに深紫外線LEDの光を当て、菌やウイルスのDNAを破壊し不活化させるため、新型コロナウイルス等にも有効であると考えられます。

とのこと。ふむ、新型ゆえにまだ断定はできないところですが、特性上は不活化できると考えられているようですねー。

フィルター交換は不要でメンテの手間少なそう!

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Image: 日機装株式会社(プレスリリースPDF)

光で殺菌するシステムなので、定期交換する部品が無いってのもちょっと心惹かれます。

多くの空気清浄機ってフィルターのお手入れや性能低下による交換が必要ですけど、こちらはその手間なし。メンテナンスの煩わしさやランニングコストも抑えられているそうな。基本つけっぱなしのモノですし、メンテ頻度が少ないってのはありがたいですね。

本体サイズは幅187×奥行129×高さ268mmで、使用推奨は約8畳まで。

浮遊するホコリなどを除去する空気清浄機というより、アレルゲンや有害物質、菌やウイルスへの対策へ向けた「空間除菌消臭装置」

この手の対策って、どこまでやるのが正解かはわからないけど、クリーンな環境を突き詰めたいならば、家庭への導入も視野に入ってくるのかもしれませんねー。

Source: 日機装, 理化学研究所, 日本経済新聞via PRTIMES, 価格コム

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