猫舌ボディークリーナーが、Lexus Design Award 2020決勝へ。猫みたいに毛づくろいできるスポンジ

  • author 岡本玄介
猫舌ボディークリーナーが、Lexus Design Award 2020決勝へ。猫みたいに毛づくろいできるスポンジ
Image: Lexus Design Award 2020 via RUSSIA BEYOND

ネコの舌で身体をキレイに。

2013年から行われている、自動車メーカーLEXUS(レクサス)による「Lexus Design Award」。現在は2020年度のコンテストが開催され、世界中から応募された6作品がファイナリストに選出されています。

ホントに猫の舌みたいなスポンジ

なかでもガジェット的に興味深いひとつが、お風呂やシャワーを使えない環境の人に作られた、ポータブル猫舌ボディークリーナー「LICK」というもの。

一見するとアンモナイトみたいですが、まさに猫の舌のように一方向に向けてザラっとしたスポンジがポイントで、回転するスポンジには水分が染み込まれているのだそうです。これはスポンジのイノベーションですよね。

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Image: Lexus Design Award 2020 via RUSSIA BEYOND

LEXUSのページでは、「LICK」は小さいので、旅行やハイキングでも、また不快な温度や湿度の下で使っても良いと紹介されています。

祖母の看病で閃いた学生デザイナー

このスポンジを作ったのは、モスクワ州立ストロガノフ工科アカデミーのデザインと応用美術科で修士号を勉強しているイリーナ・サモイロヴァさんという女性。RUSSIA BEYONDによりますと、「LICK」のアイディアは病床に伏した祖母の看病をしていたとき、市場に効率的で便利なアイテムがなかったことから思い付いたのだそうです。猫舌については触れられていませんが、きっと彼女がネコスキーで、毛づくろいをしている姿に触発されたのかな?と妄想が膨らみます。

また本作は4月に行われるミラノ・デザインウィーク 2020での発表を控えており、近い将来には製品化も目論んでいるとのこと。病院や養護施設だけでなく、被災地などでも活躍しそうですが、今の時代は生分解性プラスチックなど自然に還る素材で作られると良いなと思いました。

Lexus Design Award

7年目となるこの賞は、世界にいる若く創造的な才能に「より良い明日のためのデザイン」を呼びかけるもの。彼らは世界レベルのメンターと共に資金を調達して試作品を作り、ミラノで発表して更なる高みを目指す、工業デザイナーの登竜門なのです。

ちなみにその他のファイナリストたちは、有機的で再構成および拡張が可能なモジュール式空気濾過システム「BIO.SCALES」、熱可塑性プラスチックと工業用フェルトで作り、照明と音響を変化させる「FELTSCAPE」、突然の鉄砲水に流されても膨らんで浮き輪になるバッグ「FLASH PAK」、発展途上国のコミュニティーの礎になる共同住居「OPEN SOURCE COMMUNITIES」、視力の弱い人が使って持ち前の裁縫スキルで自立を促すミシン「PURSEWIT」といった独創的なものばかり。

Video: Lexus International/YouTube

百聞は一見にしかずなので、ぜひともサイトでそのヴィジュアルをチェックしてみてください。まさかあのレクサスがこんなイベントを行っていたなんて。今後のLexus Design Awardを楽しみにしたいですね。

Source: RUSSIA BEYOND, LEXUS, YouTube

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