コロナウイルス、電子顕微鏡だとこんな見た目なんだって

  • 30,330

  • author 岡本玄介
コロナウイルス、電子顕微鏡だとこんな見た目なんだって
Image: NIAID/flicker

デジタルで着色すると綺麗ですけども。

病名「COVID-19」と名付けられた、SARSの姉妹種コロナウイルス「SARS-CoV-2」が各地で猛威を振るっています。

ですがそんな折、アメリカ国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)のロッキー・マウンテン研究所(RML)が、走査型と透過型の電子顕微鏡を使って「SARS-CoV-2」のヴィジュアルを捉えた、とNEW ATLASが伝えています。

美しさにはトゲがある

まずはflickerのスライドショーをどうぞ。

Novel Coronavirus 2019

「コロナ」はラテン語で「クラウン(王冠)」を意味する通り、トゲトゲが確かに王冠のようです。これらのウイルスは米国内の感染者から採取し、実験室で培養されたもの。そして細胞の表面をウイルスがすり抜けて出現する様子を撮影したのだそうです。

NIHによりますと、これらの画像を作ったのは顕微鏡学者のエリザベス・フィッシャー博士とのこと。撮影後はRMLにあるヴィジュアル・メディカル・アーツ局にて、デジタル処理で色付けされました。

リアルタイムで感染国と感染者数を追跡できる

ジョンズ・ホプキンズ大学のシステム科学と工学センター(CSSE)が運営している、コロナウイルスのリアルタイム追跡サイトでは、執筆時の感染者は7万1,902名で死者が1,775名というデータが視覚的に表示されていました。しかし、回復した人は1万1,396名という数字もあります。

200219_crona2
Image: Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

ちなみに日本でも関東周辺が赤くなっているのでクリックしてみると、国内で66名の感染者と、ダイヤモンド・プリンセス号が中国に次ぐ第2位の454名という、一極集中で凄まじい数字を記録しています。比較的気温の高いシンガポールで感染者77名という数字も気になりますね。

発祥地の中国でのハイテク対策

コロナウイルスの出身地・中国では、コロナウイルス感染者と接触したかを問い合わせるアプリが開発されたり、Baidu(バイドゥ)が鉄道や空港の乗客をスキャンするAI赤外線センサーを開発し、都市部に設置したりと、テクノロジーを駆使した予防に努めています。


コロナウイルスで、各地ではカンファレンス中止や参加企業の見送り、マラソン大会が一般参加を取り止める決定を下すなど、さまざまな経済・社会的影響が懸念されています。それでも「ワクチンの完成は早くても今夏か」などと言われており、解決の糸口はまだ見えていません。

このまま行くと東京五輪もどうなるのか? こちらも心配ですね。

Source: flicker, NIH via NEW ATLAS, Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

あわせて読みたい