里山・里海は貴重な知識アセット。30年間研究を続けた教授が、いま訴えること

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  • author 渡邊徹則
里山・里海は貴重な知識アセット。30年間研究を続けた教授が、いま訴えること
Image: Mugendai(無限大)

故きを温ね新しきを知る。

地球規模で進む温暖化など、環境問題は日に日に深刻さを増しています。多くの要因、各国の立場などが複雑に絡み合い、解決も容易ではありません。

IBMが運営するWebメディアMugendai(無限大)では、日本人の自然に対する考え方を手本に、環境問題を考えようという女性が登場。「里山・里海に学ぶべきこと」とは、一体何なのでしょうか。

日本の農村・漁村を30年間観察。見えてきた「ダイナミック・マネジメント」の優れた点とは

インタビューに登場していたのは、上智大学大学院のあん・まくどなるど教授

1982年に交換留学生として初来日すると、その後はブリティッシュ・コロンビア大学やアメリカ・カナダ大学連合日本研究センター(旧スタンフォード大学日本研究所)で日本語や日本文化を学ぶなど、まさに「日本のプロ」という方です。

そんな教授のライフワークが、約30年間続けているという、日本の農村・漁村の観察。その本気度は並ではなく、実際に農村に移住したり漁師さんと船に乗ったりと、誰よりもその生活を間近で見続けています。

里山・里海は貴重な知識アセットだ。30年間研究を続けた教授が、いま訴えること
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そうしたご経験から教授が注目しているのが、里山と里海。島国というハンデキャップを抱えながらも自然をうまく管理する日本のやり方は、同様に気候変動への脆弱性を抱える他国にとって、とてもよい見本になるというのです。

その真意を以下のように語っています。

里山・里海は、自然保全や生物多様性の維持にとても重要です。その強みは動的管理(ダイナミック・マネジメント)にあります。長年、自然界の移り変わりを考察し、それに適応して獲得した貴重な知識アセットなのです。

例えば石川県の炭焼きは(中略)20~25年サイクルで林を利用するのです。枯れ枝を重ねておくと小動物のすみかになり、生物多様性の維持に役立ちます。

2010年に開かれた国際会議にて、日本が何千年にも渡って培ってきた海洋文明・漁業文化を取りあげ、発展途上国の支援に道を開いたという教授。日本人としてちょっぴり誇らしい気持ちとともに、環境問題へ襟を正す気分になります。

里山・里海は貴重な知識アセットだ。30年間研究を続けた教授が、いま訴えること
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しかし教授が認めるその里山・里海もいま、気候変動によって大きくその姿を変えているといいます。われわれの食生活すら変わってしまうかもしれないというその内容は、Mugendai(無限大)より続きをご覧ください。


Source: Mugendai(無限大)

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