これは残念…。
シグマがファンイベント「fpフェス」にて2020年に予定していた新しいフルサイズミラーレスの発売を延期する旨を発表しました。このカメラには、「フルサイズのFoveon X3センサー」が搭載されることになっていて、SIGMA fpとは方向性は違えど、期待感の高い製品でした。うう…。
なにが残念なの?

Foveon X3はCMOSセンサーの一種。光をRGBの3つに分けて取り込める3層構造をもち、一般的な構造のセンサーよりも高解像。色収差はごく僅かで、偽色も原理上発生しません。これまでに登場したFoveon X3センサーは最大でAPS-Hでしたが画質には定評があり、フルサイズのFoveon X3センサーを搭載した新カメラはお化け画質のカメラになるだろうと期待されていたのです。
センサーの量産に技術的な問題
イベントでは、山木和人社長が「センサーの製造メーカーへの技術移転に問題がある(今までとはちがうメーカーが生産するそうで)」といった内部事情を明かしました。センサー技術の開発に立ち戻る必要があり、結果としてプロダクトの発売を延期せざるを得なかったとのことです。
なお、延期によって6000万画素相当になるといった過去に発表したセンサーの仕様が変更されることはないそうです。
残念ではありますが、オンリーワンのセンサー性能を十分に活かせるカメラに仕上げて欲しいなと思います。待ってます!