バーチャル美少女受肉、通称バ美肉先生が自宅レッスンしてくれます。
コロナウイルスの影響で、学生たちが自宅でネット授業を受けている中国。ですが全員が真面目にやっているわけでもなく、生配信の参加をサボる学生もチラホラいるようです。
そこで、上海のファインアート・カレッジで4デジタル・アートを教えている江飛(Jiang Fei)准教授が、自らいくつかのアバターを作成し、授業に役立てているとabacusが伝えています。
アバターをいくつか作ったけど
ネット授業は仮想的な教室を背景に、ロボット、モンスター、アイアンマン的なヒーローのアバターが作られたのですが、生徒たちが選んだのは…緑色の長髪でセーラー服を着た美少女と、黒髪でジャージ姿の美少女。実際に動く様子は微博でご覧いただけます。
先生も急ごしらえで作ったのだと思いますが、日本のVTuberとはまた違う、味わいのあるキャラクター・デザインですね。ですが先生は学校から自ら動いてモーション・キャプチャーを使って生配信しているので、その熱意には感心せざるを得ません。
先生がソフトを自作した
THE PAPERによりますと、このクラスはデジタル・アートでありながらも、プログラミングの授業も多くあるため、参加しないと難しくてどんどん取り残されてしまうのだそうです。
そこで先生が自作のソフトでアバター配信の仕組みを開発し、そのおかげで生徒たちの熱意と宿題の提出率が上がったのです。中身がおっさんなのは承知しているというのに、美少女の力はスゴいですね。
先生はマルチタスクをしながら講義
江飛先生は、他の教員もこの技術を使えるようにソフトを共有したとのこと。別の授業でも生徒たちのモチベーションが上がるといいですね。
とはいえ、現状では6つのモニターで生徒の様子やチャットの流れ、宿題の提出状況などを追いながら配信しているそうなので、PCに弱い先生には難しいかもしれません。ついでに、生徒たちはそれぞれネット環境が違うので、接続やPCが遅かったり、PCを持っていないなんていう格差もなきにしもあらず。
もしコロナ騒動が収束しても、こうしたバ美肉先生の授業が定着してしまったら、後戻りできなくなっちゃうかもしれませんね。