拡大を続けるアマゾン。「レジなし」技術を小売店向けに販売する方針

  • author Shoshana Wodinsky - Gizmodo US
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拡大を続けるアマゾン。「レジなし」技術を小売店向けに販売する方針
Image: Shachima/Shutterstock

勢力を広げ続けるAmazon帝国!

Amazon(アマゾン)ってEコマースの巨人だよね?は古い。宇宙旅行だって報道だってやりますから。もうね、Amazonの目で見たら業界に線引きとかないんでしょう! てことで、今度手がける新商品は「レジなし技術」です。

レジなしスーパーをライセンス提供

ネタ元ロイターの取材で、Amazonがレジなし技術を販売する予定であることが明らかになりました。レジのないお店と言えば、AmazonはAmazon Goをいくつか展開していますが、このレジなしの仕組みを、よその小売店にもライセンス契約で提供しましょうというわけ。

取材の解説によれば、買い物客がクレジットカードを改札のようなお店出入り口に登録することで、店内でカゴにいれた商品が連動してバーチャル買い物かごにも追加され、自動でカード請求になるという仕組み。

無人レジじゃないですよ。ピッピッと商品を読み取るあの手間自体、レジ自体が不要となるのです。改札会計にプラスして、買い物客の動きを追う天井カメラと、商品を棚からだす・戻すを感知する重量センサーでレジなしセットとなります。

ライバルやハードルはあれこれある

向かうところ敵なしと言えればいいのですが、やっぱりAmazonは敵だらけ。レジなし技術のライセンス販売にのりだしたのは、まずそれができるだけの力を持っているというのが最大の理由でしょうが、大手とはタッグを組めないという側面もありそう。

ついにウォルマートを抜いて、世界最大の小売店となったAmazonですが、ライバル関係は常にバチバチ。ウォルマートは、Amazonとは絶対仕事したくない!とばかりに、Amazon Goの対抗馬であろうMicrosoftのレジなし仕組みとタッグを組むようです。

また、キャッシュレスのみのお店を禁止する動きもあります。昨年、フィラデルフィア市が全米で初めてキャッシュレス店舗を禁止、その後サンフランシスコ市、ニューヨーク市、ニュージャージー州もこれに続いています。これは、新しい技術への対応が難しい人たちが一定数いることが理由。また、Amazon Go店舗などの新技術店で買い物をする人の半分以上が年収10万ドル(約1050万円)という、ある意味偏った状況も問題の1つに挙げられています。

ロイターの報道では、すでにAmazon Go導入で契約を決めた店舗もあるということなので、追い風逆風両方浴びて、さてAmazonはどう進むのか。ちなみに、レジなし技術は業界規模500億ドルなんて話もあるので、きっとAmazonならとにかく猛進一択のみなのでしょうけれど。

Source: Reuters

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