米Amazon、社内での採用面接中止 & 出張も控えるように

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米Amazon、社内での採用面接中止 & 出張も控えるように
Image: Getty via Gizmodo US

そうなるよね。

新型コロナウイルス感染拡大を受けて、米Amazonが採用面接を一時中断していることが、匿名ソースからの情報で明らかになりました。

1月末に送られたというAmazon社内メールの内容が、スクリーンショットと共に、米Gizmodo編集部に匿名タレコミ。そこには、面接に向けての質問項目に「過去14日以内に中国本土への渡航歴があるか、また渡航歴がある人と接触したか」を付け加えることとありました。その後、さらに面接関連の方針はアップデートされ、先週後半にはついに、感染防止のため社内での採用面接中止のお達しがでたといいます。

米GizmodoがAmazon担当者に取材したところによれば、社内での面接中止のお達しは、面接に関係する全部署・全チームにでてはいますが、全職種がこれに相当するわけではないのだといいます。ただ、どの職種が例外として扱われてるか、例外は何件あるのかなど、詳細はノーコメントでした。

Amazonは現在、3万9000件を超える採用情報を自社サイトに掲載しています。が、もちろん採用面接中止=新たな雇用ストップではありません。中止しているのは、あくまでも物理的に顔を合わせての面接のみ。つまり、現在多くのAmazon面接がネットを介したテレビ電話で行なわれているということ。

顔を合わせての面接中止に加え、Amazonは出張も禁止中です。中国や韓国、日本、イタリアなど感染者が多い地域だけでなく、アメリカ国内出張も含め一切の不要・不急の出張を停止。今月中旬に開催予定のGame Developers Conferenceへの参加中止も先週発表しています。

Amazonといえば、小売り大手のWalmartに次いで従業員数が多く、また、アメリカでもっとも出張が多い会社の1つでもあります。つまり、ネットで面接が行なわれるとはいえ、そのプロセスが遅れたり、出張がないとなれば、打撃を受ける人の数も多いということ。新型コロナウイルスの波紋は広がるばかり。

1日でも早く終息に向かいますように。