ついにインテルに真のライバルが!? AMDがモバイル向けプロセッサ「Ryzen 9 4900HS」「Ryzen 9 4900H」を発表

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ついにインテルに真のライバルが!? AMDがモバイル向けプロセッサ「Ryzen 9 4900HS」「Ryzen 9 4900H」を発表
Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

背中はもう見ない。

長年トップを走り続け、誰かを追うこともなければ、横に並ぶ存在すらいなかったインテルに、ようやくライバルと呼べる相手が見つかったかもしれません。AMDが、モバイルプロセッサの新たなラインナップとして「Ryzen 9 4900HS」と「Ryzen 9 4900H」を発表しました。AMDは、これで自社の7nmプロセスルール・Zen 2アーキテクチャをベースにし、インテルのCore i9に挑戦していくことに。AMDのRyzen 9デスクトップ向けプロセッサと同じく、ハイエンドゲーム向けとして商品を強化。モバイル向けプロセッサは、今年のCESで初発表されていましたね。

Ryzen 9 4900Hのスペック

ハイエンド商品であるRyzen 9 4900Hのスペックは、8コア/16スレッドモバイルプロセッサ、ベースクロック3.3Ghz(4.4Ghzブースト)、TDPが35-54ワット、キャッシュ12MB、グラフィック周波数1750MHz。比較として、AMDの現在のRyzenモバイルHシリーズと並べてみましょう。

Ryzen 9 4900H:8コア/16スレッド、3.3Ghz (4.4Ghz)、TDP35-54W、12MB、1750MHz
Ryzen 7 4800H:8コア/16スレッド、2.9Ghz (4.2Ghz)、TDP45W、12MB、1600MHz
Ryzen 5 4600H:6コア/12スレッド、3.0Ghz (4.0Ghz)、TDP45W、11MB、1500MHz

Ryzen 9 4900HSのスペック

Ryzen 9 4900HSは、AMDいわく超軽量&超薄(20ミリ以下)ゲーム用ラップトップHSデザインのスタンダードになるとのこと。HSデザインは、AsusのROG Zephyrus G14をイメージしてもらえればいいかと。Ryzen 9 4900HSスペックは、8コア/16スレッドモバイルプロセッサ、ベースクロック3.0Ghz(4.3Ghzブースト)、TDPが35ワット、キャッシュ12MB、グラフィック周波数1750MHz。こっちも、以下、現在のHSとの比較。

Ryzen 9 4900HS:8コア/16スレッド、3.0Ghz (4.3Ghz)、TDP35W、12MB、1750MHz
Ryzen 7 4800HS:8コア/16スレッド、2.9Ghz (4.2Ghz)、TDP35W、12MB、1600MHz
Ryzen 5 4600HS:6コア/12スレッド、3.0Ghz (4.0Ghz)、TDP35W、11MB、1500MHz

公称パフォーマンス

Ryzen 9 4900H、Ryzen 9 4900HSのどちらも、AMDのSmartShift機能を搭載。これはプレイするゲームにあわせて最適化するよう、プロセッサとグラフィックカードの切り替えができる仕組み。各メディア、ベンチマークテストする時間はなかったものの、AMD提供の数字によれば、Ryzen 9 4900HSはインテルのCore i9-9880Hよりも28%速く(マルチスレッドでCinebench R20テスト)、『ファークライ5』『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』『リーグ・オブ・レジェンド』などのプレイ時でフレームレート60fps超え(Nvidia RTX 2060 Max-Q graphics使用)。SmartShift機能発動で『ディビジョン2』プレイで最大10%、Cinebench R20テストで最大12%速くなったといいます。

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Image: AMD


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Image: AMD


2020年内には100を超えるRyzen OEMラップトップがでる、今年のゲームラップトップリリース数は2倍になるとAMDは予想。Ryzen 9 4000シリーズは今春リリース予定、正確なリリース日はまだ発表されていません。

4000ラインアップにはUシリーズというのもあり、これは日常使いラップトップ向け(例:Lenovo YogabookやHP Spectreなど)。Uシリーズはゲーム用にデザインされたわけではありませんが、インテルの10nmベースCore i7-1065G7よりも高フレームレート、1ワット当たりのパフォーマンスが既存のAMDモバイルプロセッサの2倍になっているとのこと。

今はまだAMD提供の数字での話で、実際にリリースされて自分でベンチマークテストしてみないとハッキリはいえません。でも、期待は高まる!インテル一強時代は終わりに近づきつつあります、よね? どう? Steamによる2020年2月のハードウェア調査では、業界シェアインテルが79%、AMDが21%。

コアゲーマーではないのでゲーム用ラップトップのCPUは無関係っちゃ無関係なのに、インテルとAMDが切磋琢磨のしのぎ削りあいウォッチが楽しい。ゲームでいうと、NvidiaとAMDのGPUバチバチもちょっとわくわくした。AMDは元気!

2020年3月18日13:55修正:モデル名およびスペック数値の一部に誤りがあったため、訂正しております。

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