App Storeは安全な場所であるべき。
Apple(アップル)は、2020年6月に開催予定のWWDCをオンラインイベントとして行なうと発表したり、中華圏を除く全世界のApple直営店を3月27日まで休業するなど、新型コロナウイルス(COVID-19)対策を粛々と執り行っています。
そして本日、デベロッパー向けに「健康と安全に関する情報の信頼性を確実なものとするために」というニュースリリースを公開しました。これはApp Storeの審査に関する内容となっており、「App StoreはユーザーがAppをダウンロードするにあたって常に安全で信頼できる場所であるべきです。」という文章から始まっています。
このリリースによると、新型コロナウイルス関係のアプリは、
データソースが信頼できるものであるか、また政府組織、健康に特化した民間公益団体、健康問題に関して資格や実績のある会社組織などの社会に認められた組織によって提供されているAppであるかを注意深く評価します。COVID-19に関するAppは、これらの組織からのみ提出が可能です。COVID-19をテーマとしたエンターテイメントやゲームといったAppは許可されません。
となっています。新型コロナウイルス関連のアプリに関しては、きちんとした機関が開発・提供しているかどうか厳しくチェックしていくようです。なお、エンタメ系やゲームは許可しないとのこと。
ただし、有用なアプリはできるだけ早くユーザーに届けるべきという考えから、上記に該当する開発者は、アプリ審査優先処理のリクエストを送ることを推奨しています。新型コロナウイルス関連の有用なアプリを開発している企業の方は、リクエストを忘れないようにしましょうね。
今回の新型コロナウイルスの世界的流行は、さまざまな分野に影響を及ぼしています。一日も早くいつもの日常に戻れるよう、自分たちができることを少しずつやっていきましょう。
Source: Apple