ソフトバンク、WeWork救済に及び腰…30億ドルポンと出すの、やめようかなって

  • 9,213

ソフトバンク、WeWork救済に及び腰…30億ドルポンと出すの、やめようかなって
Image: Koki Nagahama/Gettyimages

こんなご時世ですしね…。

ソフトバンクは、沈みゆくコワーキングスペース・WeWorkの救済から腰が引け始めているようです。去年上場しそこねたWeWorkを救済すべく、ソフトバンクは既存のWeWork株主から計30億ドル(約3300億円)分の株を買い取るという約束をしてたんですが、それをどうかして回避したくなったみたいです。

Wall Street Journalによれば、ソフトバンクはWeWorkの既存投資家に通知を出し、米法務省と証券取引委員会がWeWorkを捜査する可能性があるので株式買い取りしないことにするかも、との意向を示しました。

本来の買い取り対象には、WeWorkの創業者で元CEOのアダム・ニューマン氏が持つ9.7億ドル(約1100億円)の株式も入ってました。ニューマン氏は去年WeWorkのIPOに失敗したうえに、積年の多彩な問題行動が発覚し、CEOの座を追われてます。ソフトバンクの孫正義CEOはそれ以来、この投資は大失敗だったと認めてました。

ソフトバンクは当時、株式買い取りだけでなく、WeWorkに対し50億ドル(約5500億円)の貸し付けもすると言ってたんですが、その分は今回の話では影響を受けない、とWSJは伝えています。またソフトバンク自身は、30億ドルの株式買い取りキャンセルを認めてはいません。なので本音としては、本当にキャンセルするんじゃなくてより好条件で買いたいだけなのか、または新型コロナウイルスの影響で市場が乱高下(主に下)してるので、時間稼ぎをしてるのかもしれません。

CNBCFinancial Timesも、ソフトバンクが方針変更のレターをWeWorkの株主に送ったことを確認しています。Financial Timesはソフトバンクの株価がこの1カ月で38%も縮小したと指摘しつつ、「ソフトバンクがWeWorkと締結したものと同様の契約を起案した」ふたりの弁護士の話として、ソフトバンクが今から契約内容を変えるのは非常に難しい、と言っています。

新型コロナウイルスの影響で、今世界中でリモートワークが推奨されています。リモートワークはまさにコワーキングスペースでみんながしていることですが、これがWeWorkにとって追い風かというと、Forbesはむしろ怒涛の向かい風になると言ってます。他人との接触を避けろって言われてるのに、よく知らない誰かとオフィスを共有するのはどうなんだっていう話です。新型コロナの大波が収まったらコワーキングスペースの時代が来るかもしれませんが、そのときWeWorkがどうなっているか、誰にもわかりません。

Source: Wall Street JournalCNBCFinancial TimesForbes

    あわせて読みたい

    powered by