垂直離着陸するASXのプロペラ機、手頃な価格を目指して開発中

  • author 岡本玄介
垂直離着陸するASXのプロペラ機、手頃な価格を目指して開発中
Image: ASX

可変する主翼を備え、低コストで広く商業化を目指す!

eVTOL(電動垂直離着陸機)を開発しているAirspace Experience Technologies (ASX)社。彼らが低コストで購入できる、プロペラ機のようなeVTOLを作っています。見た目はプロペラが4箇所にある小型機なのですが、翼が90度下を向くことで、垂直離着陸を可能にします。

こちらが共同設立者のコメントと、CGによるコンセプト映像です。

Video: eVTOL/YouTube

提携するSpirit AeroSystems社が強力な支援をしてくれそう

electrekによりますと、ASXはこれから民間および防衛用航空機を作るSpirit AeroSystems社と提携するため動いているとのこと。Spirit AeroSystemsは90年の歴史を誇る企業で、1年間飛び続ける電気航空機や、フラップがない無人超音速ジェット機を作ったBAE Systemsから航空構造事業部門を買収しており、AIRBUS(エアバス)に機体を、そしてBOEING(ボーイング)や三菱、ロールス・ロイスなどに翼の構造を提供をするなどしています。

ASXはSpirit AeroSystemsから、技術の提供やアメリカ連邦航空局の認可をもらうための知識などを得られるメリットがあるので、必ずや手頃な価格で買えるeVTOLを作ってくれることでしょう。

人も荷物も運べ、救急車代わりにもなる

もし完成すればASXのeVTOLは5人乗り、もしくは500kgの荷物を時速241~482kmで最大416kmの距離まで運べるようになります。そして用途は医療用や軍事用、調査用など目的は多岐に渡ります。

では、2019年5月に試作機が大空を舞った時の記録をどうぞ。

Video: Airspace Experience Technologies/vimeo

まだラジコンっぽい感じですが、ヘリコプターのようにちょっとしたホバリングもしています。早く小型機サイズになった、実機を見たいものですね。

ビジネス的に勝機あり?

現時点では、民間機として飛ばすことを目標に開発しているeVTOL企業が多そうなイメージですが、購入価格を抑えることまで見据えて開発している会社はなかなか聞きません。ですが信頼性が高くて他社より安ければ、導入を考える人たちは多そうですよね。商売のやり方として、裾野を広げるために安く売るのはアリかと思います。

ブラジルの首都サンパウロは通勤渋滞を避けるため、世界一ヘリ通勤が多い都市だと聞いたことがあります。そこなら特にビジネス・チャンスがありそうです。

Source: YouTube, vimeo, ASX via electrek, Spirit AeroSystems

お手頃価格のeVTOL ほしい?

  • 0
  • 0
Airspace Experience Technologies

シェアする

    あわせて読みたい

    powered by