「コロナウイルス予防できます、治せます」的な広告を全面禁止! Facebookにて

「コロナウイルス予防できます、治せます」的な広告を全面禁止! Facebookにて
Image: Gizmodo US

「お湯のんでコロナウイルスを防げる」、なんてデマもありましたね。

世の中新型コロナウイルス一色ですね。マスクはないし、イベントは軒並み中止、学校は一斉休校などなど…一体いつこの混乱が収まるんだと不安になります。

そんななか、ハイテクおよびSNSの王者、Facebookが「コロナ関連のうさんくさい広告は禁止!」とおふれを出しました。 最初に報じた米Business Insiderによると、Facebookの広報担当は同メディアに対しに対し、「コロナウイルスに関して、供給不足をにおわせるなど、不要な緊急性をあおる広告や、予防や治療への効果をうたう商品の広告を全面禁止とするポリシーが決った」と話しました。同社のマーケットプレイスでも同様の行為を禁止するとのこと。

インチキ医薬品や陰謀論を取り締り

ちなみに、米Gizmodoが確認したところ、今回対象となるのは「商品販売を促進する広告」のみだそうです。

さらに詳細について尋ねると、「たとえば、ウイルスを100%カットする、と宣伝するマスクなどです」と前述の広報担当は教えてくれました。 また、陰謀論や偽情報を流布する投稿や広告も削除対象になるとのこと。つまり、○○すれば、コロナウイルスが予防できる、的な文面はアウト。

SNS全盛のご時世ですから、「漂白剤を飲めばウイルスが消える!」などという危険な行為も、まことしやかに拡散してしまうそうですから。あとは、日本でいう厚生労働省などの公式発表を批判するような内容も削除対象になります。

広報担当者は「緊急性をあおる」、あるいは予防や治癒を保証する広告については今回はじめて禁止されるものの、それ以外の不正については既存のポリシー基準でカバーできていると述べています。

米Gizmodoはさらに、マーケットプレイスでどのようにポリシーを遵守させるのか、あるいはユーザから「問題の広告」の通報があったのか、違反業者を見回るなんらかのシステムが実装されているのか、などいくつか質問をしましたが、回答はありませんでした。

デマ対策でおおいそがし

1月下旬、Facebookはコロナウイルス発生に関連し、「世界の主要な保健機関や地元の保健当局によって、人々に危害を及ぼす恐れのある偽情報や陰謀説だと見なされたコンテンツは削除する」とブログ記事で発表しました。特に、ユーザが医療支援や必要な予防措置を講じるのをためらうような誤情報は重点的に対処するといいます。

FacebookはInstagramについても、「誤情報拡散を目的としたハッシュタグをブロックあるいは制限し、該当するコンテンツをできるだけ発見し削除するべく、積極的に見回りを行う」としています。

ただ、今やInstagramには「killcoronavirus」、「killscoronavirus」、「coronaviruscure」といったハッシュタグがあふれており、有害な投稿のみを見つけて削除するのはFacebookが言うほど簡単ではないのでは、と思われます。

新型コロナがらみの不正対処に追われているのはFacebookだけではありません。eコマース大手のAmazonもまた偽情報や不当な高額商品の販売を抑え込もうと悪戦苦闘しています(そして、今のところうまくいってないっぽい)。

Amazonは、「新型コロナウイルスまたはインフルエンザに関する、医学的根拠のない売り文句」を語る製品の販売停止や、マスクを不当な金額で販売するセラーへの警告を行っています。

いずれにしても、巨大になりすぎた企業が、自らの中に住むモンスターを駆逐できない様子が浮き彫りになっているようですね。いざという時に本性が見えるのは、人も会社も同じってことですかね。いやいや、たいしたもんです。

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