銀行も脱「化石燃料」。石炭・石油ガス採掘の融資を断る大手銀行が続々

  • author Yessenia Funes - Gizmodo Earther
  • [原文]
  • 湯木進悟
銀行も脱「化石燃料」。石炭・石油ガス採掘の融資を断る大手銀行が続々
Image: David Paul Morris/Getty Images News/ゲッティ イメージズ

抜本的すぎた。

今年の冬は雪不足で異例の暖冬だったと、各地で伝えられています。どんどん地球温暖化が進行していってることに、もはや疑問の余地はないでしょう。その影響はビジネスの世界でも異例の投資判断という形で表われてきています。

化石燃料の融資はストップ。再生可能エネルギーの投資へ

このほど米最大手銀行のJPMorgan Chase(JPモルガン チェース)は、融資の方針などを定めたポリシーの変更を公表しました。その中には、今後アラスカ州北東部のANWR(北極圏野生生物保護区)における、石油やガスの掘削事業への融資を実施しないことを明らかにしたほか、世界中の石炭採掘事業への融資をストップ。代わりに再生可能エネルギーの開発へ、積極的に投資していく姿勢が示されていますね。

化石燃料トップクラスの資金提供をしてきた

こうした動きは、このところ顕著になっており、Goldman Sachs(ゴールドマン・サックス)も、昨年より同地域での石油採掘への融資を行なわない方針を打ち出していました。しかしJPMorgan Chaseに至っては、石油に加えガスの分野でも開発をバックアップしないとしています。Rainforest Action Networkの調査レポートによると、JPMorgan Chaseが世界の化石燃料開発事業へトップクラスの資金提供を進めてきたのは明白で、非常に大きな方向転換を意味してもいるようです。

なお、環境保護団体などはこのポリシー変更を歓迎するムードに包まれていますが、新規の採掘事業中止は原油価格の上昇という痛みを伴うものになるとの見通しも示されています。

たとえ燃料光熱費ならびに物価の上昇につながったとしても、地球にやさしい環境整備へと舵を切る…これがいま世界で切実に求められている施策なのでしょう。

Source: JPMorgan Chase(PDFファイル)

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