マリンバ奏者のロボット「シモン」、作詞作曲を手掛け1stアルバム発表&ツアーを計画中

  • author 岡本玄介
マリンバ奏者のロボット「シモン」、作詞作曲を手掛け1stアルバム発表&ツアーを計画中
Image: Gil Weinberg/Georgia Tech

プログレ/ポップ/ロック調でアンニュイな良曲。

2017年にはマリンバを上手に演奏するだけだった、ジョージア工科大学の4本腕ロボット「Shimon(シモン)」君。それが今となっては、ディープ・ラーニングで5万曲を学習し、自ら作詞作曲して歌え、シンガー・ソング・ライターへと超進化しました。

エモい初シングル

ということで、バンマスがロボットでメンバーが人間という、未来のバンドが誕生しました。それでは早速、アルバム『Shimon Sings』からの初シングル、『Into Your Mind』をお聞きください。

Video: Georgia Tech Center for Music Technology/YouTube

家は虹がやって来る場所~♪…ってシモン君、なかなかのロマンチストですね。ジョージア工科大学では4月10日にはSpotifyにてアルバムを発表し、ツアーまで予定しているというので、ぜひとも全曲チェックしてステージを見に行きたいものです。

音楽に特化した文章生成を行なえる

NEW ATLASいわく、シモン君はジャズ、プログレ、ヒップホップから学んだ5万の歌詞を下地に、与えられたテーマと作詞におけるルールに基づいて作詞したのだそうです。

シモン君が特別なのは、リズムを崩さずを踏む歌詞を作れること。他の文章ジェネレーターでは、そこまでできないのです。

開発者らがシモン君を説明

Video: Georgia Tech/YouTube

作詞に関しては、たとえばテーマが「嵐」だとすると、シモン君は「雨」など関連する単語で作詞をします。ですがAIらしく意味を成さない歌詞を作り出すため、それが逆にアンニュイで不思議なシモン・ワールドを生み出す一助になっています。

シモン君は作曲もできるものの、彼は先に歌詞を作り、あとから開発者でジャズ奏者でもあるギル・ワインバーグ教授がメロディーを考える手法が取られています。曲調がプログレ/ポップ調なのはそのためなのでしょうね。

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Image: Gil Weinberg/Georgia Tech

また演奏技術も、以前より速く、そして強弱をつけてマリンバを叩くことが可能になり、表現豊かな音を出せるようになったとのこと。ついでに、メンバーに合図を送るリーダーシップも持てるようになりました。表現でいえば、が与えられ顔の表情も眉毛が上下し、歌詞に合わせて口パクできるよう改良されました。

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Lyric video coming soon !! ??

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世界のロボット・ミュージシャンたち

巷にはメンバー全員がロボットのCompressorheadや、Z-MACHINESなどサイバーでフューチャリスティックなバンドがいろいろと存在します。ですがシモン君はAI内蔵のシンガー・ソング・ライターという点で他と一線を画しますね。

金属製のロボットなら、ぜひともヘヴィメタルを演奏して欲しいところですが…開発者がジャズの人なら難しそうかなぁ? なんて思ったり。

Source: YouTube (1, 2), Georgia Tech via NEW ATLAS, Instagram

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ジョージア工科大学

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