オーストラリア特産の、自然の香りに癒やされます。
最大で5層のフィルターを組み合わせ、その内1枚がボタニカルな香りを放つ高機能なマスク「AusAir」が、INDIEGOGOで資金を募集しています。
これは元々、シドニー出身の若者3人が中国旅行で大気汚染のひどさを嘆いて作ったというもの。医療用でもなければ、今回の新型コロナウイルスが流行る前から開発していたのですが、このタイミングで完成したのですね。なので本来の目的であるPM2.5と、そして0.1~0.5ミクロンまでの細菌も97%以上防ぎ、また山火事などで発生する灰や煙もブロックします。
多様なフィルターを組み合わせて使う

このマスクは、内側から鼻の形をキープするパッド付きの不織布インナー、香り付きPM2.5フィルター、活性炭素フィルター、そしてアルミ製の鼻クリップが付いて、外側のアウターと補強するレイヤーと、最後に1番外側が呼気と熱を逃がす穴がふたつ空いた、耳掛け付きのアウターという5層構造となっています。
しかしこれらを全部合体させる必要もなく、最低でもインナーとアウターと補強レイヤーの3枚で使ってもいいようです。
花粉用のスポンジマスクはすぐ耳掛け部分が切れますが、これは頑丈で100回まで洗って使えます。目的に応じて層を重ねられるカスタマイズ性もいいですね。
色と香りも選べる
色は黒、薄いグレー、淡いピンクの3色があります。また香りはオーストラリア原産のタスマニアン・ラヴェンダー、シドニー・ユーカリプタス、コースタル・ティー・ツリーの3種類に加えて無香料のフィルターが作られています。マスクって独特の匂いがあったりするので、香り付きはちょっとうれしいですね。
安くはないが凄まじい人気
「AusAir」はPM2.5フィルターが3枚と外側の2種が1枚ずつの組み合わせで3,783円。それが2セットになると6,810円、4セットの家族用が1万2,313円といった、いくつかのセットを選んで出資できるようになっています。また執筆時には、1万100人以上の出資者から8,154万円以上の出資金が集まっている超人気商品となっていました。
新型コロナウイルスのおかげで、相変わらずマスク不足が深刻な昨今。簡易的な紙製はもとより、スポンジ製も布製も売り切れて買えません。そろそろマスク探しの旅を終えるべく、ここらで何度でも使える頑丈な、そして効果的なマスクが欲しいところですよね。