ポンと平置きで使える防犯カメラ。セキュリティ以外にも使えそう

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  • author 三浦一紀
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ポンと平置きで使える防犯カメラ。セキュリティ以外にも使えそう
Photo: 小原啓樹

これだけお手軽ならウチにも導入してみたい。

コンビニや飲食店、ビルの入口やエレベーター...いまはあちこちにカメラが設置してあるのを見かけます。このようなカメラは、俗に「防犯カメラ」なんて呼ばれますね。つまりは、セキュリティ強化のために映像を録画しているカメラです。

ひと昔前は、防犯カメラの導入は結構大がかりでした。工事でカメラをとりつけて、録画する機械に接続。記録媒体はビデオテープだったり、ハードディスクだったり。システム一式を導入するにはかなりの手間と金額がかかるので、 限られた企業や人しか扱えなかった特別なカメラだったんです。

しかしそれも昔の話。防犯カメラの世界もとても進化しているそうで、今は誰でも簡単に導入でき、安価なカメラでも24時間動画を撮り続けられるように。そして、防犯以外の使い方もされるようになってきているんですって。

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Image: NTT東日本

実際、いまの防犯カメラってどんなサービスなんでしょうか? 「ギガらくカメラ」を提供している、NTT東日本にお話しを伺ってきましたよ。

カメラは平置きもOK。クラウド録画のお手軽さ

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お話しを伺ったNTT東日本 ビジネス開発本部 第三部門 IoTサービス推進担当の村澤寬典(むらさわ ひろのり)さん。
Photo: 小原啓樹

──僕らが知っている防犯カメラは、コンビニの入口などにカメラが設置されていて、その映像をバックヤードのビデオデッキで録画して、必要になったらビデオテープを巻き戻して見返すといった、結構大がかりなイメージです。「ギガらくカメラ」のシステムはどう違うんですか?

村澤寬典さん(以下、村澤):今おっしゃっていただいたとおり、従来のものは店舗の中に録画装置を置いて、そこにカメラをつなげて録画するのが一般的です。ただ、そのようなシステムは初期投資が高かったり、工事が必要だったりと、導入が面倒なものでした。

「ギガらくカメラ」は映像データの保存や管理、閲覧をすべてクラウド環境で行なうようにして、お店などにはカメラを置いて電源とネットワークをつなぐだけで使える、というのが特徴ですね。こうすることで、録画装置が壊れたり盗まれたりして映像が残らない、とうリスクもなくなりました。

──SDカードに保存するような小型のカメラも簡単に使えますけど、それもSDカードが壊れたら、録画ができなくなってしまいますね。

村澤:SDカードといったメディアも、24時間ずっと録画をしていると消耗したり故障したりします。それに気付かず、いざ録画した映像を見返そうと思っても撮れていなかった...なんてケースは耳にしますね。

──ずっと録画し続けるのは、カードへの負荷がすごそうですもんね。でも、クラウドに保存するのであればそういう物理的な故障の可能性が低くなりますね。

村澤:加えて、クラウド上に映像が保存されるのでインターネットを介してスマ―トフォンなどから簡単に映像を見られるのも特徴です。リアルタイムの映像はもちろん、録画した映像をさかのぼることもできます。

インターネットでどこでもカメラチェック

──実際に映像を見せていただいていいですか? 今ちょうど机の上に「ギガらくカメラを」置いてますので、その映像を見たいのですが。

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Photo: 小原啓樹

村澤:スマートフォンからクラウドにアクセスしていただくと、契約されているカメラすべての映像が表示されます。そこから見たいカメラを選ぶと、リアルタイムの映像を見られます。タブレットはもちろん、パソコンからでも見られますよ。

──おー、映ってますね。下にあるタイムラインのようなものはなんですか?

村澤:過去の映像を見るときに、このタイムライン上で時間を指定すればその時点の映像にジャンプできます。

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録画した映像のタイムラインが表示されるので、特定の時間にジャンプして映像を確認するのも簡単。
Photo: 小原啓樹

──これ、かんたんに動画がチェックできて便利ですねー。

村澤動体検知機能が付いているカメラなら、動きを検知したときにフラグが立つので、その瞬間をあとでチェックできます。動画を分析して、変化量が大きいと「何かが動いている」と判断してフラグを立てています。

──マイクも付いているんですか?

村澤:付いています。またスピーカーが付いているカメラもあるので、見ている側からカメラを通じて話しかけることも可能です。仮にオフィスに設置して、寝てる人がいたら「がんばって!」と呼びかけるとかですね(笑)。

──(笑)。残業している人にマイクを通して「もう今日は帰りなさい」って言うこともできるわけですね。

村澤:できますね。勤怠管理のためにオフィスに取り付けるといった例もあります。

──そのほかに便利な機能はありますか?

村澤アカウントのシェアが可能です。複数のカメラがある場合は、そのなかの1台だけを共有したりすることはもちろんできるんですが、そのほかにも過去の録画映像は見られないようにしたり、レンズは動かせないようにしたり、細かく権限を設定できます。

──なかなかに高機能ですよね。インターネット環境があればどこにいても映像をチェックできるのって面白いです。

釣り銭ランプを監視!? ギガらくカメラの意外な使われ方

──これだけ手軽だと、「ギガらくカメラ」を防犯カメラとしてだけではなく、何かほかのことにも使えないかなって考えちゃうんですが、セキュリティ以外の導入例はあるんですか?

村澤:先ほど勤怠管理の話が出ましたが、オフィスの様子を録画するケースは増えていると思います。それは働いている人を見張るのではなく、何かトラブルが起こったときにあとで確認するためという利活用をされているようです。

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Photo: 小原啓樹

──何かおもしろい使われ方をしている例はありますか?

村澤:牧場などで、今までは自分が足を運んで牛の様子を見ていたものを、このカメラを設置して家でチェックする、なんて使われ方はしています。

一番おもしろい使い方だなと思ったのは、自動販売機のチェックですね。ズームで釣り銭切れランプを撮影して、ランプが点灯したら釣り銭を補充しに行くそうです。釣り銭が切れている状態が長く続くのはよくないので、1日に数回映像を確認して、ランプが付いていたら補充するんだそうです。

──それ頭いいですね! 今までは、定期的に釣り銭の補充に行っていた手間がいらなくなったと。

村澤:飲食店のオーナーさんの中には、自分の経営する全店舗に「ギガらくカメラ」を導入している方もいます。映像はすべてクラウドに保存されているので、多拠点に設置してもスマートフォンで簡単に見られますから、管理がラクになりますね。

──村澤さんが「ギガらくカメラ」を使うとしたら何をしたいですか?

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Photo: 小原啓樹

村澤:私としては次のステップとして、先ほどの顔認証のような映像分析をサービスとして提供していきたいですね。市場的にはそういうニーズが大きくなっていくと予想されていて、いろいろな企業さんが映像分析に取り組まれています。そういうところと連携しながら、よりよいものにしていきたいと思います。

──AIなどがさらに発達して、映像分析などの技術が使えると利用できるシーンも増えそう

村澤:将来的な話になりますが、入館システムなどにも応用できるのでないかなと思っています。オフィスの入館システムは専用のカードを使うケースが多いのですけれど、カード紛失のリスクがありますし、そもそも他人のカードで入館できてしまうので。

最近は生体認証などもありますが、画像認識の技術が進めば、「ギガらくカメラ」の前を通り過ぎるだけでその人を認識して鍵を開けることができるようになるかもしれませんね。

お手頃価格からズーム搭載まで選べるカメラ

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カメラは9製品から選択できる。カメラは購入するほか一部の機器はレンタルも可能。
Image: NTT東日本

──「ギガらくカメラ」はいろんなカメラを選べるんですね。カメラの性能は何か特別なものなのでしょうか?

村澤:カメラの基本的な性能は、市販のネットワークカメラと一緒です。そこに、録画した映像をクラウドにアップロードするソフトウェアや、映像を暗号化する技術などを組み込んでいます。ラインアップされているカメラによっては、ズームやパンでレンズを動かせるものもありますね。

──業務用カメラだから何か特別なスペックなのかなと思っていたのですが、性能的にはごく普通のwebカメラなんですね。

村澤:その分、リーズナブルにご提供できるんですね。手軽さ重視で1台あたり3万円程度のものから、光学ズームなどを備えた高機能なものでは12万円程度です。また、夜間や暗いところでも撮影できる赤外線照射タイプなどもご用意しています。

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赤外線センサー付きカメラでの映像。明るいときは普通のカラー画像ですね。
Image: NTT東日本

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夜間など照明が暗くなると自動的に赤外線モードに。モノクロ映像となるがきちんと映っている。
Image: NTT東日本


──画質は1280×720ピクセルの30p、いわゆるHD画質と聞いたのですが、もっと画質を上げることはできますか?

村澤:カメラの性能が上がっていて、フルHDや4Kで録画できるカメラもあるんですが、その動画をずっとクラウドにアップロードし続けるとデータ容量が大きくなりますし、それを再生するときもデータのストリーミングにコストがかかってしまいます。お求めやすい価格でサービスを提供するためには、HD画質がフィットしていると判断しました

──防犯用途なら、できるだけ高画質のほうがよかったりはしないんですか?

村澤:防犯カメラといっても、映像のなかに映っている人が着ている服の細かい柄などを見ることはあまりないんです。男性か女性か、何か怪しい動きをしていないか、全体の状況がわかればいいので、HD画質でも問題ないと思います。

1台でも導入OK!

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Photo: 小原啓樹

お話を伺う前は、「防犯カメラ」という言葉に重々しいイメージを持っていたのですが、実際にカメラ本体を手にしたり、スマートフォンで映像を見たりしていると、予想以上に簡単でいろいろ応用できそうな可能性を感じました。たとえば、社食やフリースペースの映像を社内でシェアして、行く前に空き状況をチェックできるようにしておくと便利そう。

この「ギガらくカメラ」は法人向けのサービスです。1台から契約でき、カメラは購入かレンタルを選べます。

月額料金は、クラウドに映像を保存しておく期間で設定されています。インターネット接続環境があれば、最短の7日保存コースならカメラ1台あたり1,870円/月(税込)、最長の180日保存コースなら、カメラ1台あたり7,040円/月(税込)となっています。人気なのは7日保存と30日保存とのこと。

まず1台導入してみて、あとからカメラを追加することも自由自在。端末セットプランの場合、解約するときにはカメラ1台につき5,500円(税込)の解約料がかかります。

思い立ったらすぐに始められる新しいタイプの防犯カメラ「ギガらくカメラ」。 導入を検討するなら、公式ページをチェックするか問い合わせフォームから相談してみましょう。

Source: NTT東日本