スマホが宇宙につながる時代。
先日の楽天モバイルによる正式プラン発表は、2980円でデータ通信が使い放題となかなかインパクトのあるものでした。さらに楽天は衛星通信の特許を持つAST & Science社と提携して、宇宙からのサービスエリアの拡大を目指しているんです。
AST & Scienceは本社をテキサス州に置いています。その目標は低軌道に人工衛星を多数打ち上げ衛星ブロードバンド「SpaceMobile(スペースモバイル)」のネットワークを構築すること。こう聞くと、SpaceX(スペースX)の「スターリンク」計画を連想する方も多いことでしょう。
しかしスペースモバイルの興味深いところは、スマートフォンが直接接続できる点です。つまり、ユーザーが特別な通信装置を使う必要がないということですね。手持ちのスマートフォンが宇宙とつながる…なんとも、夢のある話じゃないですか。
現在スペースモバイルは、4Gサービスの提供を準備しており、将来的には5Gサービスの展開も計画しているそう。おお、5Gサービスを展開予定の楽天モバイルにとって、ぴったりなパートナーじゃないですか。また、データ通信料金も、モバイルネットワーク間のローミング価格と同程度になるそうです。
スペースモバイルは2019年4月に試験衛星「BlueWalker 1」を打ち上げており、今後その衛星ネットワークを拡大する予定です。楽天モバイルの初期段階のネックはサービスエリアになりそうですが、宇宙から降ってくる電波がサクッと問題を解決してくれるかもしれませんね。
Source: 楽天