とってもインターナショナルなEVです。
フランスの自動車メーカーにして、ヨーロッパ最大の自動車会社RENAULT(ルノー)。彼らが傘下にしている Dacia (ダチア)のブランドが、およそ96万円というSUVスタイルのEV「DACIA SPRING」をヨーロッパに展開します。
The Dacia r-EV-olution strats today!?⚡ Dacia Spring: urban, electrifying & disruptive #DaciaSpring#Electriccar#Electricvehicle#Electric
— Groupe Renault (@Groupe_Renault) 2020年3月3日
More info➡️https://t.co/YkxMQEGRIZpic.twitter.com/xatdRJOI6o
GROUPE RENAULTによりますと、「DACIA SPRING」は5ドアの4シーターで、航続距離が200km以上のEVになるとのこと。発売は2021年を予定しています。
.@Dacia_FR is joining the #electric revolution: Introducing #DaciaSPRING, a showcar foreshadowing Dacia’s first all-electric model!
— Groupe Renault | Electric (@GroupeRenaultEV) 2020年3月3日
⚡100% electric 4-seat, 5-door city car
⚡ Top range of over 200 km in WLTP
⚡ Assertive SUV style
⚡ Available in 2021https://t.co/ygGoFWwIc7pic.twitter.com/bvZjguCdR2
ダチアは1968年にルーマニアに誕生した自動車メーカー。創業当時からルノーの部品で自社製品を作ったり、2004年にルノーに買収されたりと、ルノーとは縁のあるブランドです。
ベースにしたのは中国向けEV
electrekおよびnewmobility newsでは、この「DACIA SPRING」は中国市場向けのEV・ルノー「K-ZE」をベースにした中国製EVだと伝えています。
「K-ZE」はなんてことのないイマドキのデザインなのですが、「DACIA SPRING」のグレーと差し色にオレンジを持ってきたセンスが秀逸ですよね。ふたり乗りのシトロエン「ami」とも配色が少し似ていますが、「DACIA SPRING」は4人乗りなのでシトロエンより現実的。そして価格はまだ出ていないものの、「K-ZE」が61,800元(約96万円)で売られていることから、ヨーロッパでも同じ価格帯になることが予想されます。
フランスが所有するルーマニアの中国車がヨーロッパに輸入される…という何とも複雑な構図になりますが、一般家庭が乗る乗用車クラスのサイズ感で、EVが100万円を切るのはとてもお買い得です。「ami」ほどのカワイげはありませんが、これもアリかなと思います。都市でも郊外でも。シャレたファミリーカーとして流行りそうですね。
Source: electrek (1, 2) , GROUPE RENAULT, newmobility news, Twitter(1, 2)