中国、コロナウイルス対策でデンマーク製の紫外線消毒ロボットを大量輸入

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  • author 岡本玄介
中国、コロナウイルス対策でデンマーク製の紫外線消毒ロボットを大量輸入
Image: UVD ROBOTS

これで本当に感染を抑えられるのかな?

大流行中の新型コロナウイルスと戦うため、発症の地である中国ではデンマーク製の紫外線消毒ロボットを大量に購入しているのだそうです。

ロボットは、10分ほどの時間で1つの部屋を99.99%殺菌するとされる「UVD ROBOT」というマシン。自律的に病院などの施設内を移動し、病室内をグルっと回って隅々まで短波の紫外線を浴びせます。

ロボットはこう活躍する

Video: Blue Ocean Robotics/YouTube

作っているのは、2016年にBlue Ocean Robotics社が設立したUVD Robots ApS社。本来はコロナウイルス用ではありませんでしたが、これまでの実績が買われて白羽の矢が立ったのです。

2,000以上の病院に配備される

UVD ROBOTSが2月19日に公開したNews Roomの記事では、その週に中国への第1便が出荷されたと記されており、以降毎週のように何百ものロボットが送られています。提携したのは、中国のSunay Healthcare Supply社。彼らが独占的な窓口となり、中国で2,000を超える病院に配備されることになったそうです。

Video: Blue Ocean Robotics/YouTube

IEEE SPECTRUMによりますと、このロボットにはLiDER(light detection and ranging:光による検知と測距の略語)が搭載されており、それで施設内をスキャンしてマッピングし、消毒が必要な部屋の形状をチェックするのだそうです。タブレット端末から管理もできるようですが、移動中は紫外線を切り、自らエレベーターにも乗って別の階に移動します。

これまで人力で病室を拭き掃除していたのが、ロボットが代わりに10分でやってくれるのは、感染者で埋まって大忙しの病院にはありがたいことでしょう。

ほぼ1000万円のお値段

ロボットの価格は8万〜9万ドル(約842万~947万円)と高価ですが、医療機器として見ると比較的安い部類なのだそうです。おそらく大きな病院ならひとつくらいは余裕を持って買えそうですよね。

中国は武漢でも活躍しているそうですが、アメリカの医療施設でもこれから数週間に渡りテストが繰り返されます。

アメリカでは新型コロナウイルスが西海岸からどんどん国内に広がり、東海岸でも感染が確認されましたからね。こうしたロボットの需要が一気に高まる可能性がありますね。

Source: YouTube (1, 2), UVD ROBOTS via IEEE SPECTRUM

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