「重い布団」派の人って結構いるのね。“重ブランケット”なる新ジャンル寝具もいっぱい登場中

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  • author 福田ミホ
「重い布団」派の人って結構いるのね。“重ブランケット”なる新ジャンル寝具もいっぱい登場中
Photo: Shutterstock.com

重い布団でしか寝ない、昭和な父は正しかったのか…!

先日スタートアップのHello Alfredが「A Slice of MODERN Life」と題するレポートを発表し、今どきの都市生活で存在感を高めてきたモノとかコトをシェアしてくれました。そのレポートの「HOW WE RELAX(リラックスのしかた)」というページのなかに、「マッサージ」とか「瞑想」とかにまぎれて「Weighted blanket」なる見慣れない言葉を発見したんです。ウェイテッドブランケット…重い毛布? それって私の父が、どんなにふかふかの布団が他にあっても決して手放さない、どんなに寝苦しいでしょって聞いても頑として認めない、あの重たい掛け布団とどう違うの?と思い、調べてみました。

するとちょっと調べただけで、世の中には重い布団支持の人たちがたくさんいるらしいことがわかりました。米Amazonにはすでに「Weighted blankets」のカテゴリがあって300件以上出てくるし、New York Times傘下のwirecutterでも複数商品で詳細な比較レビューをしています。Wall Street Journalのコラムニスト・Jason Gay氏も、ウェイテッドブランケットへの愛を熱く語っています

ウェイテッドブランケットの何がいいかって、たとえば上記Gay氏は自称「神経質で落ち着きがなくて眠りが浅い」そうですが、「(ウェイテッドブランケットを)体に巻き付けた瞬間、そわそわが和らぐ」としています。軽い羽毛布団のふわふわ感とは反対に、ウェイテッドブランケットは体をぎゅっとハグする感じなので、それが安心感につながるらしいです。WebMDとかhealthlineによれば、その効果を検証した研究例も若干ながらあるようです。この重さによる安心感は、昭和な布団にも共通すると思われ、私の父が重い布団一択なのもそういう感覚がありそう、とちょっと理解できました。

ただもちろん、ウェイテッドブランケットと昭和の布団にはいろいろと違いもあります。まず大きく違うのは、昔ながらの重い布団は中に綿が詰まってて分厚いので、体にドサっと載せてる感じになるのに対し、ウェイテッドブランケットはもっと薄くしなやかです。ブランケットの見た目は(実際はいろんなタイプがありますが)たいてい薄手のベッド用掛け布団風で、内部が細かく仕切られててそこに重しとしてガラスとかプラスチックのビーズが入ってる感じです。側生地の素材によっていろんな質感が選べるし、家で洗濯できるタイプもあって清潔感があります。あとはデザイン的にも、レトロ感あふれる花柄シルク風ポリエステルとかじゃなく、もっと控えめでモダンなものが多くて選びやすいです。

このウェイテッドブランケットがどれくらい重いかっていうと、2kgくらいから15kg超えまで幅があって、ビーズの詰まり具合で重さが変わり、体重に合わせて選ぶよう推奨されてます。今回私が見たなかで一番重いのは(キングサイズ用とはいえ)40ポンド(約18kg)もあり、もはや敷布団、なんならマットレスより重いんじゃないかというシロモノでした。

でもそんなヘビー級商品でも記事執筆時点で230ドル(約2万5000円)と、少なくともAirPods Proよりはお安いです。ウェイテッドブランケットは手頃なものだと30ドル(約3300円)くらいからあり、雰囲気的には5000円くらいでも十分、1万円超えると高級感漂ってきます。抱き枕より少し高いかなくらいの価格感なので、そういうプラスアルファ的な快眠グッズと思えば取り入れやすいのかもしれませんね。

でももし今年の父の日にウェイテッドブランケット、プレゼントしようか?って聞いたら、私の父はやっぱり、今まで通りの重い布団でいい、って言うんだろうなぁ。

Source: Hello Alfred、Amazon(12)、wirecutterWall Street JournalWebMDhealthline

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