デンマーク初のeバイクは奇妙なスイングアーム付き。
コペンハーゲンから、街乗りでもオフロードでも軽快に乗ることができる、ファットタイヤとへの字スイングアームの個性派eバイク「ANNOBIKE A1」シリーズが登場しました。
後輪にBafang motor G060というハブモーターが内蔵された「ANNOBIKE A1」。これには7段ギアと9段階の電動アシストが選べ、アメリカ向けにはスロットルのみのモデルも用意されている、とNEW ATLASが伝えています。
モーターやバッテリーが違う4種類のモデル
「ANNOBIKE A1」には4種類のモデルが作られており、「Dynamic」は250Wモーターと容量14.5Ahの充電池、「Dynamic+」は250Wモーターと17.5Ahの充電池、「Intense」は750Wモーターと14.5Ah充電池、そして「Intense+」は750Wモーターと17.5Ah充電池が搭載されています。また全車共通で、カラーディスプレイ、油圧ディスクブレーキ、そしてそれぞれ調節可能なエアショック、シート、ハンドルバーが装備されています。加えてANNOBIKEいわく、タイヤはパンク耐性があるとのことです。
航続距離は「+」がないモデルだと50~60kmで、ある方は60~70km。最高時速は「Dynamic」2種が25km/hで、「Intense」2種が32km/h&スロットル付きとなっています。
クラウド・ファンディングで10万円前後
「ANNOBIKE A1」は現在、KICKSTARTERにて「Dynamic」が5,799DKK(デンマーク・クローネ)(約9万円)、「Dynamic+」が6,599DKK(約10万円)で、「Intense」が7,499DKK(約11万8,000円)、そして「Intense+」が8,299DKK(約13万円)で出資金を募っています。
執筆時はキャンペーン終了の57日を残し、30人の出資者から約235万円の目標金額を大きく超える、約393万円が集まっていました。
4種のカラーリング
カラーリングは真っ黒のオール・ブラック、鮮やかな赤のロケット・レッド、英国クラシックカーへのトリビュートであるレーシング・グリーン、そして追加料金が必要なゴールド・ダストの4色が用意されています。
またオプションとして前後のフェンダーや荷台、テールランプなども揃っているので、必要に応じてカスタマイズができるようになっています。
その他、「ANNOBIKE A1」にはGPS追跡機能があり、専用アプリからリアルタイムで盗難された愛車を探すことが可能というのも嬉しいですね。
「へ」の字型スイングアームのオートバイは珍しくありませんが、自転車の分類で、しかもこんなに弓なりになっていて、さらにはトラス構造らしき三角形の穴だらけというのはユニークですよね。目立つ箇所ではないものの、「おや?」と気に留める人は少なからずいそうです。
Source: KICKSTARTER, facebok via ANNOBIKE via NEW ATLAS