やはりプライバシーが第一。
現在、Apple(アップル)とGoogle(グーグル)は新型コロナウイルスに対抗するため、濃厚接触の可能性を通知するシステムを開発しています。そして新たに、そのセキュリティを中心とした詳細が公開されました。
まず、システムではBluetooth信号が利用されます。そして、感染者のデバイスとユーザーのデバイスがどれだけ接近したかによって、濃厚接触の危険性を判断するのです。また、この通知機能は以前の「接触追跡」から「暴露通知」へと名称が変更されています。
Bluetoothのメタデータは暗号化され、またキーは一時的なトレースキーではなくランダムに生成されます。これは、情報を利用した個人の特定を難しくするための配慮です。なお、暴露状況は5分間隔、最大30分間報告されます。
APIに関しては、ユーザーが正しい行動を選択できるように、暴露から通知までの日数が決定できます。また、内部の暗号化アルゴリズムも一般的なAESへと変更されています。
このシステムは今週にもベータ版が公開される予定です。Appleは以前にも人の移動を可視化するツールの提供を発表しており、テック業界による新型コロナウイルスへの対策は、今後も続きそうです。
Source: MacRumors