インパクトでか! 子供に英語を教えるソーシャルロボット「EMYS」

  • author 岡本玄介
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インパクトでか! 子供に英語を教えるソーシャルロボット「EMYS」
Image: EMYS

3段になった顔で、豊かな表情を作ります。

「世界で最も先進的な教育用ロボット」だと謳うソーシャルロボット「EMYS」。これは3~9歳の児童に第二言語として英語を教える、インタラクティブなお喋りロボです。

EMYSでは、子供の脳はスポンジのように何でも吸収するだけでなく、第二言語の習得が知育に役立つと言われていることに目を付け、このロボットを開発したと説明しています。

世界の子供たちが遊んでいる

こちらの動画では、「EMYS」をどのように使うのかがわかります。ポーランド、スペイン、スイス、中国、ザンビアといった世界各国で役立っている様子がわかります。

大人が見るとインパクトの強い顔をしていますが、子供はすんなり受け入れているようですね。

「EMYS」はお腹の部分がディスプレイになっており、同時にカードや立方体などを読み取るスキャナーも兼ねています。子供がひとりでもクラス全員でも、これ一体で相手ができるのは、親も先生も大助かりですね。

こちらは、ザンビアで青空教室となっている様子が取り挙げられています。

子供たちは楽しく遊びながら英語に触れているようですし、これまでに2,000人以上の子供たちが「EMYS」で遊んだのだそうです。この開発には、サンホセ州立大学の心理学名誉教授が言語教育方法として生み出した「トータル・フィジカル・リスポンス」を採り入れており、言葉や歌に連動して身体を動かしながら、英語が身に付くよう考えられています。

「EMYS」の仕組み

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Image: EMYS

製品紹介のページでは、「EMYS」の目はLCDで鼻がRGBカメラ、そして頭と身体にはタッチセンサーがあるため、子供が触っていることを感知し、反応することが記されています。ディスプレイ裏にはRFIDリーダーが内蔵され、下部にはステレオスピーカーがあるとのこと。これにより、両目で子供の顔を追い、歌って喋って一緒にゲームをするのです。

子供に英語を学ばせたい親心

日本の小学校は5・6年生に英語の授業があり、今年から3・4年生にも英語が必修化されるとのこと。親御さんとしても我が子に英語を得意になってもらいたい…と、あれやこれやの教材を与えるのが、当たり前の世の中になっています。

実は筆者の家でも、我が子が生後半年の頃から有名(で高価)な英語教材を使っていますが、絵本やDVDや工作キットなど、とにかく教材があまりにも多くて、親がどれをどう使えば良いのか四苦八苦させられています。棚ひとつを占領する教材が、こうしたロボット1体で、すべてを6年間も賄えるなら、親としてはとても有り難い存在だと思います。

イースターで一緒にエッグハントごっこをするなど、言語のみならず文化にも触れられる「EMYS」。お子さんのいるご家庭なら、ちょっと気になっちゃいますね。

Source: facebook via EMYS
Reference: ECCジュニア教育研究所, Wikipedia, マイベストプロ

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