マイマストお籠もりアイテム「エルゴヒューマンのエルゴチェア」:無限に座ってられるんだよね

  • 14,720

  • author かみやまたくみ
マイマストお籠もりアイテム「エルゴヒューマンのエルゴチェア」:無限に座ってられるんだよね
Photo: かみやまたくみ

腰も背中も爆発しないマジック。

リモートワークが推奨されるようになって、ギズモード編集部もみんなおうちで作業をしています。そんな中、デスクに向かってキーボードをカタカタ叩いていると、ZOOMで編集長代理・ささきがボソっと漏らしました。

「最近腰が痛くて…」

気になってTwitterを見てみると、腰やらが痛むみたいな話がちょこちょこ。けっこうみんなしんどいのかもしれません。

一方でぼくは、リモートになった今でも、1日8時間フルタイムで問題なく、快適に仕事ができています。どうやらこれまで無意味に投資してきた自宅作業環境が火を噴いている模様。まさに今この記事を書きながら座っているイスも少し前になんとなーく買いそろえたもの。ぼくが身体の痛みに悩まされずやっていけるのは、きみのおかげかもしれない。

そんなわけでこの記事では、ぼくが使っているエルゴノミックチェア「Ergohuman Basic EH-HAM」(以下、EH-HAM)を紹介してみます。高機能チェアとしてはエントリー帯に属する価格の製品ですがホントに有能です。きちんと選べば、安くて腰がブレイクしないイスは見つかると思うんですよ!

ずっと座ってられるデスクチェア

とりあえず、どれくらい座っていられるのかを書きますと、寝るときと外出してるときと、お風呂やトイレに行っている時間以外はほぼこのイスの上で過ごしています。

リモートワーク中の今だと、睡眠時間(8時間)+買い物・息抜き(1〜2時間)+入浴その他(1時間)を除くと、約13〜14時間くらいですかね。自由時間もこのイスに座って本を読んだりYouTubeを見たりしていて、食事もデスクで済ませることがほとんど。体感としては寝ているとき以外は本当にずっと座り続けている感じですね。

…冷静に考えるとめちゃくちゃ健康に悪そうですが、もともと超絶インドア派なので、望んでこの生活をやっているところがあります。EH-HAMもそれができそうだからということで購入していて、以前の記事にも書きましたが実店舗でいろんなイスに実際に座りまくったうえでのチョイスだったりします。

フィット感・機能性・価格の3点バランス

EH-HAMは、ヘッドレストつきでしっかりリクライニングする背もたれがあり、肘掛けも完備しています。それでいて当時約6万5000円ほどだったのが購入の決め手です(今は8万5000円くらいになっちゃってますが)。実際に家具店などでさまざまな製品に座って身体とのフィット感や座り心地なども確認しており、相性も良さげであることを確認したうえでのお買い上げ。どのイスを買うべきかは、フィット感や感触、機能性、価格の3点バランスで決まってくると思います。

フィット感・感触

まず、チェックしたのが座面や背もたれの硬さです。硬すぎたり、柔らかすぎたりするものはNG。しっくりこないイスは、座らなくなります。

EH-HAM自体は、やや硬めくらいに属するのではないかと思います。メッシュ素材が使われていて、張りもしっかりしているので座っても沈み込んだりせず、反発力が適度にある感じ。ぼくはベッドのマットレスも高反発系のものを選んでおり、身体に関してはこうしたやや硬め系が合っているようです。体格等によってかなり好みが分かれるところで、イス選びにおいてはかなり重要なポイントだと思います。

また、深く腰かけたときに背面のどこかに隙間ができるものは避けた結果がEH-HAM、という面もあります。自分の背中の形状と合っているというのもマストじゃないかと。

機能性

いいイスといってもいろんな製品がありますが、あれこれ試した結論として「長時間座り続けるなら、多機能なほうがいい」となりました。具体的に言うと、背もたれは深くリクライニングすること、ヘッドレストつきであること、肘掛けがあること、この3点を満たしているものから選ぼうとなりました。これらをマスト条件としたのは、イスのうえで姿勢を変えられない限り長時間座っているのは無理だろうと思ったから。

いちばん決定的なのは、背もたれの有無。PC作業をするとき、自分は姿勢を3つくらい、使い分けているなーと。

・背もたれから背中を起こし、デスクに置いた腕で上体を支える前傾気味の姿勢(若干猫背)

・背筋を伸ばし、座面で体全体を支える姿勢

・イスに深く座って腰のあたりを背もたれに預ける、後傾気味の姿勢(いわゆるエンジニア座り)

ずっと同じ姿勢でカタカタやっていると、どうやっても背中や腰、お尻が疲れてきます。それを避けるために、比較的短い時間でこの3つの姿勢をローテーションさせられる自由度が欲しかったので、背もたれはあったほうがいいと思いました。

今実際に作業している感じだと、背筋を伸ばしたオーソドックスな姿勢と、エンジニア座りを行き来してることが多いですかね。背中が疲れてきたらエンジニア座りにシフトする感じ。それにも飽きたらやや前のめりになる、といった具合。

「息抜き」も考える

作業中のことだけを考えるなら、深くリクライニングする必要はないし、ヘッドレストや肘掛けはなくてもいいと思います。ぼくの場合も、ヘッドレストがなくあまりリクライニングしないハーマンミラーのセイルチェアも有力候補としてEH-HAMとともに最後まで残っていました。

しかし、作業以外の時間──すなわち一息ついたり、リラックスするときも重要ではないかと。姿勢をローテーションさせても疲れてくることはあるだろうし、作業の合間に考えごとをしたりするときはよりリラックスできる姿勢をとりたいというのもありました。

・背もたれに完全に体重を預け、頭もヘッドレストで支える姿勢

・肘掛けに肘を立て、手で頭を支える姿勢

リクライニングや肘掛けを使うことで、体重がかかる場所がほかの姿勢と大きく変わります。深くリクライニングするなら「イスの上にいながらにして寝れる」のでリフレッシュ力が高まります。EH-HAMを選んで狙い通りだった部分のひとつですね。ヘッドレストや肘掛けも、首への負荷を分散するのに役立っています。

無論、ここまで考える必要があるかは、人による、だと思います。ベッドに寝ても帰ってこれるならイスの上での休憩にこだわる必要はないですし、ベランダに出て空気吸わないと無理というなら、がんばって机にかじりついても限界が訪れるでしょう。

ぼくは文章を書いたり直したりといったPC作業が仕事のほとんどを占めます。デスクを離れての休憩は確かに必要ですが、小休止でまでデスクを離れちゃうとどうしても作業が滞ってしまう(休憩といってベッドにごろんして朝まで目覚めないタイプ)。小休止レベルではイスから立たないスタイルがトータルで見ると捗るタイプだから、こういった選択になっている感じです。

価格

いいイスは天井知らずで、10万円以上の製品もざら。しかも多くの製品があります。よって、最初に予算を区切って探し始めたほうがいいです。ぼくは7万円以下で選ぶ、と決めて探した感じですね。個人的な感触としては、予算上限ギリギリの製品を選ぶのがハッピーになれそうだなと。

高価な製品には高価な理由があり、座ったときのフィット感などに優れていることがほとんどです。がっつり投資してアーロンチェアに行く、というのは悪い選択ではありません。デジカメを買うにあたって初手ライカみたいな究極の一手。

その一方で、そこまで出さなくても十分快適な製品もあるというのも事実で、この記事で言いたいのはこちら。EH-HAMという製品を取り上げたのは、これがいいから買ったら?とダイレクトに推したいというよりは、5万円以上10万円以下のラインでも相当満足できるケースがあると伝えたかった感じですね。

EH-HAMに関して言うと、めちゃくちゃ安かったなって思っています。ぼくはこのイスを1年半ほど使っており、価格は約6万5000円だったので、1日あたりに換算すると100円ちょっと。でた当時のiPhone Xを遙かに上回る“バリュープライス”。イスはデジモノではないので型落ちになりにくく、ぼくのEH-HAMもまだまだ使えるでしょう。数年もすればどうなるか。そう実質無料の低みに至るのです…。


イス選びでいちばん重要なのは自分との相性です。自分にぴったりのものを買えれば、満足度は非常に高くなりますが、外すとしんどいと思います。もしこれから購入を検討される方は、しっかりと予備調査を行なってみてください。短期的に見ればそれなりの出費ではありますが、それによって仕事が能率化されるなら、長期的にはまさにプライスレス。

以上、イスにはお金をかけよう派の回し者がお送りしました。

あわせて読みたい

powered by