仕事って、楽しいばかりじゃないからさ。
人に見せるのはちょっと恥ずかしいんだけど、今僕はこの部屋でこの記事を書いています。L字のデスクにエルゴヒューマンのPCチェア。メインにiMac(+モニター2台)、サブにMacBook Pro。これが僕の仕事環境。
どこに拘ったのか?と言われると…。うーん、全部?
まず「L字」という作業環境は外せません。長机で横一列スタイルもかっこいいな〜とは思ったのですが、自分が動くのを極力減らしたい!と考えたらL字になりました。L字ならメインPCを触りながらサブPCをいじる。PCをいじりながら書類を書く。というスタイルも身体をクッとひねるだけの最小限の動きでできるんですよね。かれこれ自宅で作業して15年くらいになりますが、このテコでも俺は動かんぞスタイルが最高すぎて一度も崩していません。
もちろん、このスタイルは運動不足に繋がります。
座りっぱなしは足腰への負担も貯まるため、椅子も妥協せずに良いものをチョイス。選んだのはエルゴヒューマンの「Ergohuman Pro EHP-HAM-HB-KM-11」です。
購入時10万円近くしましたが、座り心地は概ね良好。というか、この椅子じゃないと1日15時間近く座って仕事やってられない気がします…。腰への負担、お尻への負担が安い椅子と比べて明らかに軽減されています。
購入から5年目、もう身体の一部と言えるくらいに馴染んでいます。
気がついたら自然とコックピットになりました

正面は3方をモニターで囲まれたコックピットレイアウト。モニターアームはこの春から導入しました。
メインがiMac 5K(Late 2015)、左側がDellの4K「U2720QM」でiMacとMacBook Proと接続。MacBook ProにはUSB-C1本で繋がるのでめちゃくちゃ便利。モニターアームのおかげでMacBook Pro接続時でも好きな高さ、角度に変更できるのは最高です。
右側はASUSのゲーミングモニターで応答速度1msのやつ。iMacとPS4の両方に繋がっていて頻繁にPS4が動いています。
なにも、『ダライアス』やりたいがためにモニター3つあるわけじゃなくて、仕事の効率を求めたら、こうなってたんです。
SafariとかChromeとか、Slackとかレタッチアプリとか、FinalCut ProXとか。色々なアプリを同時に開いてると、どうしても画面が足りないんですよねぇ…。アプリのウインドウを閉じるという操作を極力減らしたくて、気が付いたら3画面がデフォになってたという感じです。
モニターやPCの種類こそ変われど、かれこれ10年は3モニター以下に減ったことはありません。
L字のサブデスクには複合機。みんな持ってる?便利だよ

SOHOと言えば、L字デスクに複合機だろう?
こんな勝手なイメージでbrotherの複合機(プリンター・スキャナー)を導入したのですが、意外とこれが大活躍。写真なんて年賀状くらいしか印刷しないので、4色インクのbrotherで十分なんです。安いし、使いやすいし、Wi-Fi対応。AirPrintも対応しているので、iOSからの印刷だってできます。
仕事の中でも、細かな書類や誌面のラフ、台割、指示書などを印刷・コピーすることもあるので、なんだかんだで依存度の高い機器ですね。あと、最近の休校の影響で、毎日娘に学習プリントを印刷するのに大活躍。これもまた、無くてはならない存在で、極めて効率的なデバイスです。
仕事に戻るんだな、お前にも家族が居るだろう

メインデスクにはキーボード+マウス、そして効率さの真逆を行く「リアルアーケードPro.Vサイレント隼」が鎮座。PS4に繋がっています。
1記事書いた後、1ページ書いた後、高確率で『ストリートファイター V』が起動され、オンライン対戦へと旅立つのです。
俺ルールは、"1戦(2セット)負けたら仕事に戻ろう"。
こう自分を追い詰めることで、テンションはまさに世界大会。中段攻撃も不思議と立てるし、ヒット確認の精度も否応なく上がります。集中力が増すのです。格ゲーの。
遊んでんじゃない!って思うかもしれませんが、意外とマインドリセットにも役立ってるんですよね。なのでアケコンも、執筆上必要な装備なのです。
あと、個人的にはサイレント(静音)仕様が極めて大事。
格ゲーではボタンをピアノで押す(2本の指でダダッと連続で弾くことで、ボタンが押し・離し・押し・離しと4フレーム連続入力される)ことも求められるので、かなり激しい音がします。この音をいかに少なくするか?で、書斎に籠もって仕事をしているふりをして(注:仕事もしてます)、俺より強い奴に会いに行っているのが家族にバレにくくなるのです。
そのためにサイレントレバー、サイレントスイッチは必須。個人的にこの静音レバーは斜めが入りづらいので、三和の静音レバーに変更したいと思っている今日このごろ。
もちろん、みんながみんなそうじゃないとは思うけど、(僕の中では)執筆上必要な装備です。
楽しんだ分は、その後フォローすればいい。そのための最大効率環境
こうしてL字レイアウト、エルゴヒューマン、3画面の広大な作業スペース、複合機など、効率を求めたもの。そしてゲーム機という非効率の極みを共存させているのが、僕のワーク環境。
「PS4が無ければもっと仕事が進むんじゃない?」ってツッコミが多方面から来そうで、この記事が家族に見つからないことを切に願っていますが、正直なところ、息抜きしながらやってかないと、独りでひたすら籠もって仕事とかやってられんですよ?
僕は早々とこの真理に気が付いたので、自分が働きやすい作業環境を徹底的に目指しました。
『ゲームで遊んで遅れた時間は、生産性を突き詰めた環境で取り戻す!』
ってね。ロジカルに考えても、いい話だと思わない?