コロナヘルメットだそうです。
21日間の封鎖状態にあるインドの都市チェンナイにて、コロナウイルスを模したヘルメットを被り、通り過ぎる人たちにコロナの恐ろしさを伝えながら、自宅待機をするよう注意喚起する警察官が登場した、とboredpandaが伝えています。
この警察官は交通課に所属しており、Gowthamという名の芸術家に作ってもらったヘルメットを被り、凄まじいインパクトで検問を行なっています。
あえてグロテスクに作って危機意識を高めたい
まるでB級ホラー映画の衣装ですよね。でも、そのおどろおどろしい様相で、コロナウイルスの恐ろしさを伝えるのが狙いなのです。特に、子供たちに対しては「怖いから家に帰りたい」と効き目があるようです。
動画には、マスクではなくハンカチやバンダナを顔に巻いた人たちが映っていました。何もしないよりは良いという意見もありますが、やはり心配になります。こうして警察が動いているのは、市民の危機意識が低いからなのだそうです。それにこの警察官の登場でメディアも集まり、注意を受けた人たちは世間に顔も知られてしまうのだから、やっぱり家にいたくなりますよね。
またこの検問所には手作りの看板もあり、「もし外出すれば私が入ってくる/家にいて」と擬人化したコロナウイルスが涙ながらに訴えかけている姿が描かれています。
インドの感染者数
ちなみにですが、JOHNS HOPKINS大学のコロナウイルス分布図では、執筆時のインドは感染者が1,251人で死者は32人とのこと。大きな国ですが、今のところ欧米より少ない状態です。警察官のこうした地道な努力が、もっと実を結ぶと良いですね。
Source: REUTERS via boredpanda, YouTube, JOHNS HOPKINS