Lenovo Yoga C740レビュー:「2-in-1 PCとかないわー」な人が「大アリじゃん…」と手のひら返し

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Lenovo Yoga C740レビュー:「2-in-1 PCとかないわー」な人が「大アリじゃん…」と手のひら返し
Image: Joanna Nelius/Gizmodo US

(自分の認識が)劇的ビフォーアフター。

ラップトップかタブレットか。2-in-1端末はない!と思っている人、ちょっと考え直してみませんか? まさに2-in-1端末ないわーと思っていた、米Gizmodo編集部のNelius記者がLenovo Yoga C740をレビューしたら気持ちが変わったそうですから。


2-in-1端末かぁ。結局どっちにもなりきれずでしょ?という印象があるのは否めません。個人的には、タブレットはどうも好きではなく。その理由としては、タイプするなら物理的にキーボードがないとダメ派だから。もっといえば、仕事もプライベートも使っているのはゲーム用ラップトップ。本は紙で読みたい派。なので、タブレットもKindleもピンとこないタイプの人間です。いや、そんなタイプの人でし

ゲーム用デスクトップを導入したので、ゲームレベルスペックのラップトップが必要なくなり、新型コロナウイルス感染拡大防止の自宅待機でデジタル本を買い始めて…。このタイミングで、2-in-1端末のレビューがやってきた! 価格も手頃で、360度ヒンジも気にならない、タッチスクリーンのキーボードも使ってみればいける。まさかこんな日が来るとは思ってませんでしたけど、言わせてください。いいかも…2-in-1端末いいかも! 今の私の現状にうまいこと当てはまっただけでなく、そもそもLenovo Yoga C740いいかも!

Lenovo Yoga C740

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Image: Joanna Nelius/Gizmodo US

これは何?:14インチのLenovo基本モデルの2-in-1端末。

価格:900ドル(よくセールやっているのでその時が狙い目、国内価格8万6640円)

好きなところ:洗練されたデザイン、軽い、お手頃価格、トラックパッド&キーボード、個人的には色も好き

好きじゃないところ:USB-CポートがThunderbolt 3じゃない、正面向いていないとスピーカーの音がいまいち




価格が手頃と前述しましたが、安価なバジェット端末ではないんですね。だって、そもそも値段は900ドルですから。ただ、1000ドル切る価格で上位機種にある機能がたくさんはいっていると思えば、お得=お手軽価格だということ。

スピーカーの音質がちょい気になるけど…

前モデルではヒンジ近くにあったスピーカーが、C740ではキーボードの両サイドに戻っています。Dolby Atmosスピーカーシステムですが、音質は上々、クリアでシャープです。ただ、タブレット使い時やテントモードなど、スピーカーが自分の方を向いていない時は、ちょっと音がこもって聞こえます。タブレット使いで膝にのせると、音は太ももの方に抜けてしまいます…。

タブレットモードの仕組みが見事

タブレットモードで映画見たらダメなのかというと、そういうわけではなく。音のクオリティに少々目をつむれば、底部に加えて新たに設けられたヒンジ近くの後ろにある窪みで熱を逃がす仕組みは見事。膝に乗せてても、温もりこそあれど熱くはなりません。

バッテリーも十分では

編集部の動画連続再生によるバッテリーテストの結果は、8時間45分。となれば、1日ほぼ充電なしでいける2-in-1端末と言えるでしょう。他社のラップトップ、例えばDell XPS 13は9時間59分なのでそれには及びませんが、9時間近くあれば十分かと。ゲーム以外の使用なら、場合によっては4時間以上あればいいかなという気もします。

デザイン・スペック

基本機能は、既存モデルから継続。ラップトップ/タブレットとスムーズに移動できるヒンジ、片手でも持ちやすいよう片側だけあえて広めのベゼル、軽量かつ見た目も上々なメタリック加工。ライバル端末は、さしづめHP Spectre x360 13tやSurface Pro Xといったところでしょうか。となれば、Yoga C740、ライバルに勝ってるかも。

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ぜんぜん関係ないけど、うちのソファと完全にマッチしてるこの色が好き。
Image: Joanna Nelius/Gizmodo US

1000ドル未満の端末なのに、搭載しているのはIntelの最新プロセッサ、Core i5-10210U(第10世代)。指紋認証リーダあり。ウェブカム(720p HD)あり。2-in-1端末なので容量256GBで十分とは思いますが、50ドルプラスで512GBのオプションもあります。USB-Cポート2つに、USB-Aポートが1つで、ポートの数が少ないのがちょっと残念。まぁ、Bluetooth対応ですけど。ちなみに、イヤフォンジャックついてます。

Lenovoのキーボードほんと好き

Lenovo製品全般で好きなポイント、それはキーボード。Yoga C740のキーボードも例外なく使い心地がいいです。手が大きめの人は、もしかしたらキー同士が詰まりすぎと感じるかも。それでも、タイプ心地、キーを叩いたときの硬さや戻りは最高です。あと、キーのカタカタ音が静かなのもいい。冒頭で物理キーボードが好きと宣言しましたが、Yoga C740でも、やっぱりタブレットモードのデジタルキーボードは好きになれず。デジタルキーボードあるあるですが、実際のタイピングのスピードとキーの反応にどうしても若干のずれがでちゃうんですよね。

「使いやすくてこの値段の2-in-1 PC」なのが強い

一方で驚いたのが、トラックパッドのレスポンスの良さ! ここ最近はマウスユーザーだったのですが、Yoga C740使ってたらトラックパッドもいいなと思い始めました。(Lenovo Legion Y520では完全マウス派なので)少なくてもYoga C740のトラックパッドはいい! 指1本でカーソル操作してるのか、指2本で縦/横スクロールしてるのかの検出も的確&スピーディで、すごく使いやすかったです。

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Image: Joanna Nelius/Gizmodo US


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Image: Joanna Nelius/Gizmodo US


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Image: Joanna Nelius/Gizmodo US


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Image: Joanna Nelius/Gizmodo US


Yoga C740は900ドル。でも、この記事を書いている今この瞬間はセールで820ドル。何度もチェックしてたので、最安値で770ドルってのも見ましたね。セールに当たったらかなりお得です。とはいえ、900ドルでもライバルとなる他の2-in-1端末よりも安いです。機能を考えるとますますお得。ゲーマーやクリエイターなど特定のユーザーに向けたプロダクトではなく、iPadやSurfaceよりもうちょっと安い端末が欲しい一般的な学生や社会人向けという印象。動画見たり、ちょっと仕事したり、Zoom飲みしたりするスマホ以外の端末が欲しいなという人向け。もちろん、2-in-1じゃなくてラップトップの方がいいというなら、価格とスペック・機能のバランスがいい端末は他にもあるんでしょうけれど。

まとめ

・16:9の14インチで、他の2-in-1端末と比べるとゆったりしている。
・USB-Cポートは、残念ながらThuderbolt 3ではない。
・小さめラップトップと思えば、Dolby Atmosのスピーカーの音サイコー。
・3.5mmイヤフォンジャックあり。
・1000ドルきってる!

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