今の段階で言えるのは「ファジー」だってこと。
8世代も続いたGシリーズから脱却したLGは、新たに「LG Velvet」を発表しました。まだ実機が存在しない現段階で、何が明らかになっていて、どんなことが予想できるのか。LGが現在公表しているいくつかのヒントと、先週公開されたデザインプレビューに基づきながら、米GizmodoのSam Rutherfordが説明しています。
LGモバイルの刷新は、長い間遅れているようでした。そんななか新たに登場した「Velvet」は、少々"ファジー"。実機が明かされていない段階なので「曖昧」なのもそうですが、「毛羽立った」という意味でもファジーな印象がうかがえます。
構想でいうと Velvet のゴールは、自分の性格やトレンドに合ったデバイスの本質を捉えることにフォーカスしているようです。
まず注目したいのが、デザイン。「レインドロップカメラ」のほか、前面と背面の対称的な曲線、なめらかに流れるようなラインなど対称性が主な特徴になることがわかっています。

ツイッターでは、スマホ情報リークで有名なIce UniverseがLG Velvetがどのような見た目になるかについて投稿。それによると、ソニーXperia 1のスタイルにより丸みが加わったようにも見えます。
LG Velvet, LG's new design language mobile phone, netizens made renderings, is it beautiful? pic.twitter.com/YVBSoRhVEP
— Ice universe (@UniverseIce) April 12, 2020
LGは現段階でどれくらい"ファジー"なのか。消費者の想像力を問うような言葉を引用すれば「光沢のある滑らかさ」と「プレミアムな柔らかさ」を呼び起こす、特徴的な「触覚」の優雅さが特徴なのだそう。ということはガラスではなく、布や革張りを選択している可能性も考えられそうです。
たとえば5年前のLG G4では、背面がレザーという交換可能なオプションも展開していました(これ、今見るとめちゃめちゃかわいいですね!)。もっと最近では、パパイヤオレンジのレザー仕様が特徴的なOnePlusの「Concept One」、セラミックやレザーで選べるOPPOの「Find X2」も登場しています。
ということでLGが再度、質感のある素材を採用することについては特に違和感なさそうです。とはいえ「Velvet」の名にふさわしいのはどんなものか、もう少し推測を広げるとしたら、アルカンターラ(Alcantara)のような合成マイクロファイバーも候補として挙げられるかもしれません。これは、マイクロソフトがSurface 2-in-1などで使用している素材でもあります。
ここ数年間、低迷していたLGモバイル。新しく独自的なものが求められていたなかでようやく刷新が決まりました。残念ながら現段階で「Velvet」について明らかなことは限られていますが、どんな姿になるのか引き続き要チェックです。