「スマートボトル」を懲りずにまた試してみたら、なかなかよかったです

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  • author Victoria Song - Gizmodo US
  • [原文]
  • Rina Fukazu
「スマートボトル」を懲りずにまた試してみたら、なかなかよかったです
Image: Victoria Song/Gizmodo US

ドリンクはカスタマイズ可!

「スマートウォーターボトル」とか「水分補給管理アプリ」とか、最初は正直チョット...と思っていたという米GizmodoライターのVictoria Song。なんでも、以前使ってみたスマートボトルとは相性がイマイチだったそうで「水を飲みましょう」のリマインド通知や、ボトルの充電にもウンザリ。食洗機で洗えないのも不便だったようです。

そんなこんなで「LifeFuels」への期待値も低いところからスタート。ところが、実際に使ってみた彼女からは「楽しい」という言葉が出てきました。最新の「スマートボトル」とはどのようなもので、どんなエクスペリエンスを期待できるのでしょうか?




スマートウォーターボトル「LifeFuels」のセールスポイントは、マルチビタミン、電解質(イオン)、抗酸化物質の混合物が含まれているというフレーバーを調合できること。糖分が多いスポーツドリンクや炭酸飲料よりも低カロリーでフレーバーも豊富、さらにコンパニオンアプリを使うとどれくらい水分を摂取したか自動的にトラックして、水分補給の目標を設定できるのだそう。

LifeFuels Water Bottle

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Image: Victoria Song/Gizmodo US

これは何?:水分補給の管理ができるスマートボトル。フレーバーウォーターも作れる!

いくら?:ボトル代+フレーバーのスターターセット3つで100ドル(約1万1000円弱)。フレーバーのリフィルはひとつ12ドル(約1,300円)

好きなところ:楽しい。水でも飽きない!

好きじゃないところ:製造中止になったらフレーバーはどうなるのか問題。あと、安くはないところ。



セットアップにひと苦労

先述のとおり、過去に試したスマートボトルがあんまりだったので、「LifeFuels」の第一印象もイマイチ。

最初、ボトルをコンセントにつなぐ必要があるとわかったときは、ヤダァーって顔じゃなく声に出てました。指示書きによると、使用前にはボトルをよく洗うように、ですって。電子部分が含まれている下半分は同封されていたクリーニングブラシで手洗いし、ボトル(500ml)の上半分は食洗機へ。

その後は、フレーバーをボトル底面のスロットに詰め込んで、点灯して認識されるのを待ちました。充電、食洗機のプロセスから最初のひと口を味わうまでに約1時間経っていました。

どのボタンを押すとどうなるのか理解するのにも、少しだけ手こずりました。複数回押すとフレーバーを選択できて、長押しで一定量出てくるみたいです。でもひと通り理解したら、水を飲むのが意外にも楽しくなってきたんです。


味は良い感じ!

わたしのボトルについてきたスターターセットのフレーバーはブラックベリーライム、クランベリーラズベリー、ストロベリーマンゴーの3つ。フレーバーが吹き込まれて水に混ざるのを見るのは結構ハマります。

結論からいうと、味はなかなか美味しいです。例えるなら(国外ではわりとメジャーな缶飲料の)無糖フレーバーウォーターと同じくらいの美味しさ。ただし、クランベリーラズベリーは例外。まったくといっていいほど口に合いませんでした。それから数日間、気づけばボトルで水を飲んではボタンでフレーバーを加える...という習慣ができていました。


そういえば、アプリもあった

アプリによって色々台無しにならないかしら、と最初は不安でした。過去に使ったスマートボトルは、ボトル自体の使い勝手はシンプルなのにコンパニオンアプリを使い始めたら色々複雑になっていったことがあったんです。それにフレーバーを2日間無駄に分配していたので、アプリが正確に残量を判断できないのではという心配もありました。

「LifeFuels」アプリは、個人的に今まで使ったアプリのなかでもトップクラスでした。ペアリングする前に飲んだ量をちゃんと記録していて、フレーバーの残量もわかるようになっていました。ボトルで飲んでいた時間も記録されています。アプリを開いているあいだは、リアルタイムで情報が更新されます。

各フレーバーについてタップすると、栄養パネルが表示されるので具体的なカロリーや栄養素を確認できます。履歴をスクロールすると、日付と時間ごとに飲んでいたフレーバーを確認することもできるようになっていました。


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詰め替えるのは簡単だけど、フレーバー1本あたり12ドルは安くないよね。
Image: Victoria Song/Gizmodo US


フレーバーの調合で職人気分に

もっと印象的だったのは、ドリンクをカスタマイズできること。アプリで最大3種類のフレーバーを選択したら、各量を調整できます。オリジナルのドリンクを作ると、それに合わせて栄養素とカロリーのリストも更新されます。

フレーバーの選択肢は3つしかありませんが、何回かやってみると職人気分になれちゃいます。「LifeFuels」のウェブサイトによると、3つのフレーバーで最大90種類のドリンクを調合できるそうです。(実際は、相当数の実験を繰り返さないと無理じゃないかと思っちゃいますけどね。)

とはいえわたしもできるだけ多くのフレーバーを作ってみようと何回か試してみました。が、やはりクランベリーラズベリーが好きになれず断念。それにフレーバーは1本2mlで、たったの15回分。実験だけで終わっちゃいそうです。


ちょっと待って、高くない?

このスマートウォーターボトルのおもしろさを実感していたなかで気になったのがコスト。まずボトルが100ドルで、フレーバーの詰め替えは1本あたり12ドル。1週間近く使ってみた段階で、フレーバーは3分の2使用していました。

初めて使っているので困惑している部分もあるかもしれませんが、少なくともフレーバーの詰め替えは1ヶ月に1〜2回必要になる見込みです。すなわち月額36ドル(12ドル×3本)〜。もっと違うフレーバーを試してみたくなったらさらに出費が増えそうです。


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フレーバーを加えるには、ここのボタンを押すのみ(アプリでもできる!)
Image: Victoria Song/Gizmodo US


気になったことが3つ

そのほかにも、実際に使ってみていくつか問題点に直面しました。

ひとつは「LifeFuels」がビジネスとしてうまくいかなかった場合、フレーバーのリフィルはどうなるのでしょうか。独自仕様なので他のベンダーから買うこともできない...つまり、手元に残るのはただ高価なボトルのみとなります。もちろんこれは「LifeFuels」に限ったことではなく、特に専用のアクセサリやアドオンに依存して機能するスマートガジェットが抱えるリスクとして指摘できます。

ふたつ目の問題点は、ボトルが重たいこと。内部の電子部品によって多少の重さが出るのは理解できますが、そうなるとやはり持ち歩きが不便になります。今のところは新型コロナウイルスにより自宅待機の日々が続いていますが、そうでなければジムや仕事先へ持ち歩くのが果たして最適なのか...?

最後の問題点は「水分補給に最適」と言い切れないこと。通常のコップ一杯の水だとか、栄養士やパーソナルトレーナーが推奨するタブレットだとかと比べてフレーバードウォーター+栄養素がどれくらい優れているかわたしの口からは言えません。そもそも水分補給の度合いは、運動量や気候気温などさまざまな要因によって異なります。

ただ水を飲みたいときに「LifeFuels」を飲んでも、害を及ぼすことはおそらくないでしょう。でも、喉が乾いたら水を飲む。汗をかいたら水を飲む。尿の色がいつもより濃かったら水を飲む。結局はそれに尽きると思います。そういう意味で、水分補給はアプリで管理するまでもないのかもしれません。


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Image: Victoria Song/Gizmodo US


醍醐味はどこにある?

「LifeFuels」のボトルは上手く作られているし、アプリも良いものであることには変わりません。ただ、かゆいところに手が届くソリューションではないというのが正直なところ。

もしかすると、水にレモンやキュウリのスライスを入れて持ち歩いたり、抗酸化を期待してたくさんベリー系のフルーツを食べたりすれば、ボトル代100ドルの出費は必要じゃないのかもしれません。もし水分補給を忘れがちだという人は、スマホのアラームやリマインダーをセットしておく手もあります。

これまで試してきたスマートウォーターボトルは好きになれなかったけれど、最終的に「LifeFuels」は例外。気に入っています。だからって絶対に必要なもの...とは言えないですけどね。ただ、もしスマートボトルを選ぶならわたしは迷わずこれにします。水分補給を(正確に、鬱陶しくないかたちで)管理してくれるのもありますが、何よりも日中に水以外のものを飲みたくなるから。ジュースや炭酸飲料など、ゼロカロリー以上の飲み物ってたまに欲しくなりませんか? フレーバーウォーターの缶飲料を箱買いするよりも「LifeFuels」のほうがちょっぴりエコフレンドリーにもなりそうです。


メモ

・水分補給を管理できるスマートボトル。フレーバーを加えれば、水を飲むのに飽きない

・アプリが良き。自分だけのカスタムドリンクを作れるので楽しい!

・アプリなしでも十分楽しめる

・100ドルは高い。フレーバーの詰め替えが1本12ドルっていうのも出費

・ビジネスとして上手くいかなかったら、フレーバーは入手困難になるのがリスキー

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