MacBookのバッテリー管理機能が賢くなってフル充電を防止

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  • author 塚本直樹
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MacBookのバッテリー管理機能が賢くなってフル充電を防止
Image: thanmano / Shutterstock.com

うちのMacBook Proちゃんも…?

ノートパソコンに入っているバッテリーはそのスペックだけでなく、管理ソフトウェアも重要な役割を果たします。海外メディアによれば、macOS Catalina 10.15.5のアップデートではこのバッテリー管理機能が大幅に進化しそうだということ。

The Vergeによると、macOS Catalina 10.15.5から導入される新機能「Battery health management」で、バッテリー素材の劣化を防ぐことでその寿命を伸ばすことができるようになるそうです。具体的には、バッテリーを最大まで充電しないようにするのだとか。

100%と表示されても実は100%ではない

これにより、たとえ画面上にてバッテリー残量で100%と表示されていても、それはスペックどおりに100%充電されているわけでなくなるのです。バッテリーって、容量いっぱいまで充電すると寿命が縮むんですよね。それを避けるのが、今回の新機能の狙いです。

ラップトップのバッテリー寿命を伸ばすために満充電しない/過放電しないというのは、パワーユーザーのあいだでは広く知られているテクニック。しかし電源に接続しての作業など、どうしても満充電状態を避けられないシーンはいくらでもあります。そんな際にも、賢くバッテリーの充電容量を管理してくれるこの機能は、実に頼もしいといえるでしょう。

Battery health managementは、Thunderbolt 3をサポートするすべてのMacBookに適応されます。具体的には、2016年以降のMacBook Proと2018年以降のMacBook Airですね。またユーザーが、機能をオフにすることも可能です。でもこの設定はできるだけいじらないで、MacBookのバッテリーをいたわってあげたいですね。

Source: The Verge