プラスティック削減の動きがより活発に。
去年、ハッピーセットが40周年を迎え、海外では昔のオモチャ復活企画をやっていました。が、昔を振り返ってから数ヶ月、今は子ども達の未来を考えるときです。イギリスのマクドナルドが、ハッピーセットにプラスティック製のおもちゃを使わないことを発表しました。
来年2021年から、英マクドナルドの提供エリア(イギリスとアイルランド)は、ハッピーセットのおもちゃが、非プラスティックのソフトトイ、紙のおもちゃ、または絵本になります。英マクドナルドいわく、この取り組みによってプラスティックゴミが3000トン減少する予想。また、今月からハッピーセットのおもちゃの包装紙をプラスティックから紙に変更するテストを実施しており、これだけでも200トンのプラゴミ減少が見込めるといいます。
昨今、大手ファストフードチェーンに向けた環境問題運動が多く持ち上がっており、英マクドナルドの取り組みはこの流れをうけての対応。運動の中には、オンライン署名のChange.orgで2人の少女が始めた、マクドナルドにプラ製おもちゃ廃止を求める活動も含まれており、これには57万件近い署名が集まりました。英マクドナルドは、プラスティック製おもちゃの廃止だけでなく、すでに世に出回ったプラスティックを回収するため、いらなくなった過去のハッピーセットおもちゃの回収も始める予定。
日本のマクドナルドでは、すでにおもちゃのリサイクル活動を行なっており、今まさに「マックでおもちゃリサイクル2020」を実施中。いらなくなったハッピーセットのおもちゃを店舗に設置された回収ボックスにいれると、マクドナルドの店舗で使用する緑のトレイに再利用されるという取り組みです。また、ハッピーセットでプラおもちゃの他に絵本が選べるオプションもすでに導入しています。
世界には3万7800店舗のマクドナルドがあり、すべての店舗が一部でもプラスティック減に取り組めば、その総量はかなりのものになるはず。マクドナルドに限らず、例えばスターバックスがプラ製ストローを廃止するなど、多くの企業がプラスティック使用減のために新たな取り組みを行なっています。
使い捨てプラスティック減少のため、まず自分が身の回りからできることはマイボトルを持ち歩くこと、ですかね。
Source: McDonald's