ホントに「Just Do It」の精神。
スニーカーやスポーツウェアのNike(ナイキ)の製造部門と、オレゴン健康科学大学(OHSU)の専門家が手を結び、新型コロナウイルスにと戦うため医療用フルフェイス・シールドと、動力付き空気浄化呼吸器(PAPR)用レンズの製造に取り組んでいます。
靴底が医療用品にトランスフォーム
シールドとレンズに使われる材料は、どちらもスニーカーのAirソールを作るためのTPU(熱可塑性ポリウレタン)素材とのこと。製造過程は9つのステップで出来るよう合理化されており、特にミズーリ州にある工場はTPU加工に関して数十年の経験を持っているため、この製造に最適なのだそうです。
確かにAirソールは透明で柔軟な素材ですし、シールドのおでこに当てる部分はクッション材のようです。そして紐はシューレースというよりも、スポーツウェアのフードに使うものかな?という気がしますね。
他社の取り組みも
ナイキは自社製品に使われている素材を生かして需要に答えられるものを開発したわけですが、たとえばスーパーカーのランボルギーニや、ファッションブランドのディオール、そしてスニーカーのニューバランスはシンプルながらも個性が光るマスクを生産しています。
最初の出荷は4月3日とありますが、今後もOHSUを通じてオレゴン州の病院や、世界に散らばるナイキ支社に配布されます。きっと医療現場の最前線にいる方々の、大きな戦力となるでしょう。
Source: NIKE NEWS via MIKE SHOUTS, designboom