「趣味でヒーロー」なあいつがハリウッドに殴り込み。
どんな敵でも一発で倒してしまうハゲのヒーロー『ワンパンマン』が、映画『ヴェノム』(2018年)のスタッフによってハリウッド実写化映画化されるんですって! え、誰があの無気力キャラを演じるのよ?
米Varietyによると、脚本を書くのは『ヴェノム』のスコット・ローゼンバーグとジェフ・ピンクナーのふたり。彼らは最近の『ジュマンジ』シリーズの脚本も書いていたんですが、まさか、ハゲ繋がりでサイタマはドウェイン・ジョンソンなんてことに…ならないですよね、多分。
あ、『ワンパンマン』ってなんぞや、という人のために軽く説明しますね。『ワンパンマン』は『アンパンマン』の親戚とかではありません。漫画家ONEが2009年からウェブサイトで連載したもので、2012年から原作をONE、作画を村田雄介でリメイクして「となりのヤングジャンプ」で連載したという作品です。
主人公サイタマは就職活動に行き詰まっていたんですが、ある日、街で暴れていた怪人をやっつけたことでヒーローに憧れていたことを思い出し、就活をやめてヒーロー訓練を始めます。で、頭がハゲ上がるほどの過酷な訓練を3年間も続けた結果、最強の力を手に入れたんですね。どんな敵でも一撃でやっつけられるようになったのはいいけれど、強くなりすぎてつまんないから、仕事(ヒーロー)にやりがいを感じられなくて無気力、という設定のお話です。
Varietyによると、製作を務めるソニーは「実写版『ワンパンマン』の製作を優先順位かなり高めにしている」とのこと。
日本コンテンツのハリウッド映画化というと、まぁ、いろいろ心配なことが出てきますよね。なにせ、サイヤ人版『ブレックファスト・クラブ』となった『ドラゴンボール・エボリューション』や、ホワイトウォッシュ問題が内容そっちのけで論じられた『ゴースト・イン・ザ・シェル』のような例がありますから。
鍵となるのは、サイタマのキャスティングでしょう。あの無気力さを出せる人って誰でしょうね。ハゲで無気力というと『ザ・メガロドン』のジェイソン・ステイサムを思い出しますが、まさか、まさかね…?