Stadiaが海外で無料化。Gmailアカウントとコントローラがあれば、2カ月ゲーム無料

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Stadiaが海外で無料化。Gmailアカウントとコントローラがあれば、2カ月ゲーム無料
Photo: Alex Cranz (Gizmodo US)

このフットワークの軽さよ。

Google(グーグル)は、Stadia(スタディア)をこの先2カ月間無料にすることを決めました。Destiny 2を始め複数のゲームが、Gmailアカウントと対応しているブラウザかスマートフォンを持っていれば無料で遊べるようになります。

厳密に言えば、Stadiaはこれまでもタダ同然でした。誰でも携帯でStadiaアプリをダウンロードするか、Stadia.comにアクセスすることで参加でき、ゲームひとつあたり10ドル(約1000円)から60ドル(約6500円)で購入すれば1080pの解像度でプレイ可能です。しかし、Stadiaの本質は月10ドルのStadia Proにあり、サブスクリプション制で多くのゲームを(購入せずに)5.1サラウンドサウンドに4K解像度でプレイできるのです。

Stadia Proは、このエコシステムが、これまで色々なGoogleプロジェクトがそうであったように突然消滅してしまうのを恐る人にはぴったりです。また、より高画質で高音質な状態でプレイしたい場合もこちらでしょう。

こもり時間のために

プレスリリースによると、公衆衛生上、人々が家に留まる必要がある現状が決定の理由だそうです。また、 Stadia Proにすでに登録している人もこれから2カ月無料になるとのこと。

Stadiaは、パフォーマンスの悪さやレイテンシの問題など、幸先はあまりよくありませんでした。しかもローンチ時はStadiaコントローラが必要で、特定のブラウザかPixel携帯、またはChromecast Ultraにしか対応していませんでした。

しかし、以来対応しているスマートフォンの種類は増加し、Bluetoothを介して携帯やコンピュータに繋げばどんなコントローラでもプレイ可能になりました。Destiny 2、Grid、Thumperなどのゲームが無料となった今、Microsoft(マイクロソフト)すら恐れるゲームストリーミングサービスを試す時が来たのかもしれません。

速い回線はマスト

ただし、ひとつだけ注意。Stadiaをフル活用するには、速いインターネット回線が必要なのは変わっていません。Googleによると、Stadiaの開始時には1080pがデフォルトで、手動で4Kにしなければなりません。多くの国でロックダウンが行われているいま、増加した通信量を抑えるため、中にはストリーミングサービスの通信速度に制限をかけている所もあります。というか、Google自身もよりポピュラーなサービス、YouTube(ユーチューブ)の画質を落とし、ネットのトラフィックを抑えようとしています。

とにかく、Gmailのアカウントとコントローラを持っている方は、いくつかのゲームを無料で遊ぶことができます。でも、他のみんながZoomで盛り上がっている中、自分のゲームだけがカクついてても驚かないでくださいね。