幻と消えるなんてことはないよね?
折りたたみできるPCやタブレットって、一気に昨年あたりからトレンド化してはきましたけど、実はMicrosoft(マイクロソフト)は、もう10年以上前から「Courier」という構想で、時代を先取りしていました。そして、いよいよ2画面を折りたためるPC「Surface Neo」へ、これまたデュアルスクリーンに特化したWindows 10Xを載せて、年内にも正式リリースすると期待されていたのですが…。
このほどDigital Trendsは、Surface Neoなどの開発チームを率いるPanos Panay氏が、Surface NeoおよびWindows 10Xは、来年まで世に出されることはないと、チーム内で伝えたらしいと報じています。Windowsマシンを2画面で折りたためる仕様にして発売することは、なにもMicrosoftのみが計画しているわけではありません。すでに、Windows 10Xを新OSに採用し、Dell(デル)やLenovo(レノボ)も、デュアルスクリーンの折りたたみPCの発売をこれまた年内に予定していたそうですが、Windows 10Xの延期を受け、来年以降へ発売を先送りせざるを得なくなるとのことですね。
当然ながら、今回の延期の裏には、拡大が止まらない新型コロナウイルス禍の影響があるものの、どうやらMicrosoft側の方針転換も関係しているみたいです。Windows 10Xの開発そのものを遅らせたわけではないようですけど、2画面の折りたたみ仕様向けではなく、ChromebookやiPadなどへ対抗すべく、シングルスクリーンに向けた開発に重きを置くことへと、新たに舵を切った可能性も否めないんだとか。あれれ、ということは、2021年以降も、Surface Neoが早期にリリースされる予定はないということなのかな?
なお、多くの人が気になっているのは、Surface Neoもさることながら、Microsoft謹製の折りたたみスマホとなる「Surface Duo」の存在でしょう。こちらは、当初の予定を前倒しし、今夏にも発売だなんてうわさされてはいましたけど、はてさてどうなることでしょうかね?
Source: Digital Trends