WeWork、賃料が払えなくなってきた

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WeWork、賃料が払えなくなってきた
Image: robert cicchetti / Shutterstock.com

世界中の好立地に看板掲げてますからね...。

Bloombergによると、WeWork(ウィーワーク)は新型コロナウイルスの影響を受け、4月の賃料を一部で支払えずにいることが報じられています。「家賃の削減、収益分配契約、その他リースの修正」について話し合うことを要請しているとのこと。ただその一部を除いたら、賃料の支払いは済んでいるようです。

WeWorkのリース負債は少なくとも470億ドル(約5兆円)あるとされていて、以前には最大30%(約141億ドル・約1兆5000億円)削減することを目指していることが報告されていました。それと同時に、新型コロナウイルスにより在宅勤務を指示された労働者に割引を提供することも発表していました。the Real Dealによると、WeWorkは不動産顧問企業のJLLやNewmark Knight Frankを介して家主と取引しているといいます。

ソフトバンクの動向

日本のソフトバンクグループはかつて、WeWorkが従来の不動産会社とは違い、革命的なテック企業であるとして約470億ドル(約5兆円)という額で評価しました。創業者で元CEOのアダム・ニューマン氏の離脱を含め、WeWorkが苦境を迎えるとその評価額は80億ドル(約8600億円)に急落。

ソフトバンクはその後、WeWorkが手に負えないことを認めています。昨年末、WeWorkでは資金枯渇が始まり、従業員の解雇、リースの見直しに。それと同時に米証券取引委員会(SEC)は、失敗したIPOの調査を開始しました。

WeWorkの動向

先日、WeWorkは30億ドル(約3200億円)の株式買い戻しを中止したソフトバンクを提訴。ソフトバンクは記者団への声明のなかで訴訟は契約を書き換えようとする"必死で見当違いの試み"だと述べています。一方、WeWork側はソフトバンクが"悲惨な"財政状況にあったため取引を拒否したとの見方を主張。ソフトバンクに約10億ドル(約1080億円)相当の株売却をする契約がゼロになったニューマン氏の敗北。

Wall Street JournalによるとWeWork株価は急落し、今週水曜日の時点では37ドル(約4,000円)で取引されています。WeWorkの広報担当者は同紙に対し「WeWorkは自社拠点の長期的な展望、そして世界中の家主との関係を信じています」とコメント。「賃料の支払いに関して、全社的なポリシーを実施するのではなく、資産に特化し、すべての関係者に利益をもたらすソリューションを誠意を持って見つけるために、600以上のグローバルな家主パートナーと個別に連絡をとっています」とのこと。それにより今後どうなるのかは、さらなるニュースを待ちましょう。

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