意外な歴史。
Microsoft(マイクロソフト)のWordにて、ピリオドの後のダブルスペースをエラー(間違い)として表示するアップデートの配信が開始されました。実はこれ、これまで長い議論があったのです。
かつてタイプライターが用いられていたころ、すべての文字は等幅で、文字間の区切りとセンテンス(文章)の区切りを明白にするために、ダブルスペース(2文字分の空白)が入力されていました。そしてその名残として、今でもピリオドの後にダブルスペースを入力する人がいるのです。
しかし、現在は文字の種類によって幅が自動調節される「プロポーショナルフォント」が普及し、ダブルスペースを入力する必要はなくなりました。また個人的にも、ダブルスペースをが用いられている英語の文章をオンライン上で見たことはほとんどありません。気づいてないだけかもしれませんが。
このアップデートは数カ月かけて、全ユーザーに適用されます。なお、このエラー表示の提案を無視したり、ライティングスタイルの提案をオフにすることで、今までどおりに警告なしにダブルスペースを入力することも可能です。
日本人にはちょっと縁遠いお話ですが、英語の文章を日常的に入力するみなさま、あなたはシングルスペース派ですか? それともダブルスペース派ですか?
Source: The Verge