「絶対にシュートがはずれないバスケゴール」。ボールに合わせてゴールが動くよ

  • author Andrew Liszewski - Gizmodo US
  • [原文]
  • R.Mitsubori
「絶対にシュートがはずれないバスケゴール」。ボールに合わせてゴールが動くよ
Image: Stuff Made Here/YouTube

22世紀の道具みたい。

自作系ユーチューバーのシェーン・ワイトンさんが「絶対にはずさないバスケットゴール」の第1弾動画をアップしたのは4月中旬のこと。

通常、バスケットボールのゴール板は平面の長方形ですが、ワイトンさんはそれを内側に湾曲させました。すると、どんな角度でボールが当たっても、バウンドして必ずゴールに落ちるようになったんです

そして、今回まさかの「第二弾」が発表されました! 今度はモーションセンサーがボールの軌道をアクティブに追跡し、それに合わせてゴール板が上下左右に動いてボールを迎えにいってくれるんです! 前作では、誰もがNBAスタープレイヤー顔負けのシュートを決められるよう、言ってみれば受動的なアプローチをとっていました。非常に複雑な計算のもと、完璧な楕円放物面を描くゴール板が作り出されたのです。

しかし、正確にシュートを入れるには、ゴール板から一定の距離や位置を守らなければいけない、というデメリットもありました。これでは、通常の試合はもちろん、HORSE(フリースローの結果を競うミニゲーム)のような単純なゲームもなかなかできません。NBAからお声がかかることもないでしょう。もちろん、すごいアイデアではあるんですけどね。

Video: Stuff Made Here/YouTube

今回、第2弾を開発する際に活躍したのがMicrosoft Kinectです。Kinectは、かつてマイクロソフトがXboxのモーションセンサーとして開発したもの。コンソールゲームのアクセサリとしてはイマイチだったようですが、面白発明家や職人的なハッカーさんたちには密かに人気の様子。

ワイトンさんはゴール板とゴールリングの上にKinectを装着しました。シュートを打つと、センサーがボールを認識し、軌跡を追跡し、位置を調整します。複数のプレイヤーを識別することもできるので、特定の人に有利に動くよう調整することだって可能。つまり、ズルして勝つこともできちゃうってこと。

もう少し詳しく言うと、まずゴール板に電力を供給する電子機器とソフトウェアがボールを認識し、プレイヤーの頭と区別したうえでボールの軌跡と最終的にゴール板に与える衝撃を計算し、バスケットボールをリングにぶち込むのに適切な角度を決定します。ワイトンさんの計算では、そのプロセスにかかる時間は約600ミリ秒とのこと。

このゴール板、まあ概ねうまく機能するんですが、限界もあります。ボールなどの動きが、マイクロコントローラに使われるプロセッサの最大速度を超えてしまうと、うまく働かなくなってしまいます。

ゴール板の位置を変える電気モーターを迅速に、強力に、そしてより正確に改良し、プロセッサを強化するなど、いくつか主要なアップグレードを重ねることでシュートの成功率は劇的に向上すると思われます。

そうなれば、偉大なNBAプレイヤーでありながら、大事な試合でフリースロー12球をすべて外したことで知られるシャキール・オニール選手でも、目を見張るような成功率を誇るようになるかもしれませんね。

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