新型コロナに絶望して死ぬ人が新型コロナ死者数に並ぶという米国の予測が発表に

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  • author satomi
新型コロナに絶望して死ぬ人が新型コロナ死者数に並ぶという米国の予測が発表に
Image: Wellbeing Trust|失業率の増加幅に応じた生活苦の死亡数予測(現実には10%以上増えて現在14.7%です)

銃、麻薬、学生ローン1兆ドル(約108兆円)の米国。転げ落ちるのはあっという間です。

新型コロナウイルスの死者が8万人を突破した米国で、新型コロナに絶望して麻薬・酒・自殺で亡くなる人の数が今後10年で7万5000人に達するという恐ろしい予測が発表になりました。

ジョンズホプキンズ医科大学が3月に行なった調査でも、若者・男性・貧困層のメンタルを直撃している実態が明らかになったばかりですが、今回の予測は精神・社会・心の健康向上を図る財団「ウェルビーイング・トラスト」とアメリカ家庭医療学会(AAFP)付属研究機関「ロバートグラハム家庭医療プライマリケア政策研究センター」が、リーマンショックの自殺率などをもとにまとめたものです。「絶望死はここ数十年増加傾向にあるが、COVID-19は絶望死の流行を孕むパンデミックと捉える視座が必要」「国家ぐるみで早急に対策を打てば回避できる」と呼びかけていますよ。

予測をまとめてみると…

人を絶望に駆り立てる要素は主に次の3つ

・失業

・孤独

・先が読めない不安・先が読めない不安

絶望死の人数は、経済回復のスピードと失業の影響に応じてズバリこうなることが見越されます。

経済回復のスピードが早く、失業の影響が最小限 → 絶望死2万7644人

経済回復のスピードが普通、失業の影響が中程度 → 絶望死7万5000人

経済回復のスピードが遅く、失業の影響が最大限 → 絶望死15万4037人

絶望死を回避するには、次の環境が必要です。

①職を確保

②交流を確保

③メンタルヘルスを政策に組み込む

④事実のみ伝える

⑤未来のビジョンを示す

⑥ケアを身近に

ちなみに米国の死者予測は当初の「10万~24万人」から4月18日には「6万~6万5000人」に下方修正され、5月3日には「8~9万人」と大統領が発言し、翌4日には「13万4000人」(ワシントン大学保健指標評価研究所)に増えました。急に倍増したのは規制を緩和した影響なので、やはりどっちをとっても地獄ですよね…。

精神バランスを崩している人が多数出現

社会の対立も深刻です。銃を手にロックダウン解除を求めてデモする人、100円ショップでマスク着用を求める店員(8児の父)を射殺する人がいる一方で、ソーシャルディスタンスを守らない市民に殴る蹴るの暴行を加える私服警官(近寄るよりもっと危ないわ)、機内で席に着く人を足でブロックする人もいたりして、精神的なバランスを欠く行動が目立つようになっています。

「絶望死」というのは今に始まったことではなく、過去20年で倍に増え、2017年には15万人に達しましたCDCの推計より)。コロナでさらに増えるかどうかは未知数ですが、今回は世界中の人が同じ不安を抱えています。みんなで支え合えば乗り切れるというのがこの未来予測の一番大切なメッセージですね。

アメリカの4月の失業者数がえげつない数字に…

4月の米国内の失業者は2050万人に増え、グラフが振り切れました。オーバーシュートというレベルを超越した垂直テイクオフです。どう着地するんだこれ…。借金地獄は人を変え、家族を不幸にします。生きる糧がなくなることも人の死だという認識に立って進めていかないと、本当に生ける屍の国になってしまいますよね…。

死者は当面減らないと国民に説明し、「コロナ以外のことでも人は死ぬ」と経済再開に舵を切るトランプ大統領。「こんなに死んでいるのに、なぜ他国より検査が優れているなんて箸にも棒にも掛からない自慢をしてるんですか」と記者会見で質問されたら、「世界中で死んでる。チャイナに聞け」とヘソを曲げて会見を打ち切ってしまいました。なんせ死者8万人。「4月には春がきて消える」と言ってたのに…。私だったら検査の自慢ぐらいさせてくれ! と泣き崩れてしまうかも。

Sources: Wellbeing Trust via Market Watch


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