ステキな空撮Vlog。もっと増えるかも。
DJIから新たに登場する折りたたみドローン「Mavic Air 2」は、一言でいえば飛ぶ4800万画素カメラ。オンライン発表会を見てきたのですが、いいもんが出ちゃうなあという気持ちがじわり。2020年現在のベストドローンとなるんじゃないでしょうか、コイツ。
カメラ性能が大幅にアップした

では改めておさらい。Mavic Air 2のスペックを見ていきましょう。
カメラのセンサーは1/2インチCMOS。Mavic 2 Proの1インチセンサーには届かないまでも、かなり大きなセンサーといえましょう。解像度は4800万画素で配列はクアッドベイヤー。高精細な写真撮影も、高感度な撮影も可能とするマルチなカメラです。
動画に関してもアップデート。4K/60fpsの撮影が可能となりました。またフルHD 8倍スローモーション動画、8Kハイパーラプスも撮影可能です。
AIが露出を最適化してくれる技術であるスマートフォトも搭載されましたね。近年のスマホにも採用されている技術ですが、コレがあるからこそクアッドベイヤー配列の高精細センサーが生きるというもの。アリですアリ。
トラッキングや障害物回避も性能アップ
カメラ性能がいいだけではありません。被写体トラッキング(アクティブトラック3.0)や被写体との距離検知(POI3.0)などのスキルも向上しました。コントローラの一部となるスマホの画面でタップした被写体を捉えて離しません。
周囲の障害物を把握するためのセンサーは前・後・下の3方向。リアルタイムに3Dマッピングを行ない、自動飛行させるときも障害物を自動で回避してくれます。
ビギナーに優しいコントローラ

コントローラは従来のものよりも使いやすそう。スマホマウント部分も変更され、見やすい位置にモニタがきますね。
ただ、iPad miniとかタブレットの装着は考えていないのかな。どうなんでしょう。
そして操作アプリも新展開ですよ。従来はたくさんの情報がずらっと並べられててわかりにくいところがありましたが、Mavic Air 2用のアプリの画面はシンプル。撮影モードの切り替えなど、必要なときだけポップアップメニューが表示されるようで、これは使いやすそうじゃないですか。
高精細カメラと高精度な機体制御が空撮をもっと楽しくしてくれそう
発表会の動画を見ていて感じたのは、ドローンビギナーを怖がらせない作りになっているなあというところ。クイックショット(自動飛行・撮影パターン)の数・種類は従来どおりですが、機体制御の精度が高まったことで、安心してオートフライトに挑めそうなんですよ。
実際に使ってみないと判断はできませんが、動画を見る限り信頼感ばっちり。だからいろんな場所でクイックショットを使いたくなってきましてねコレが。
そしてやっぱり高精細センサーが効く。数字ではわかってるつもりでしたが、4800万画素センサーのトリミング耐性の高さは、ドローンを使った映像表現が一気に変わりそうな予感がしますよ。
制御アプリに飛行制限空域を表示する機能もつきましたし、ドローンを飛ばすという不安感からくるハードルをグッと引き下げてくれたかのよう。扱いやすさはまさにビギナー向け。はじめてのドローンにこれ最適です。
同時に、撮影機能を考えるとベテランも納得のドローンといえるでしょう。連続飛行時間も伸びましたし。
自分が買うかどうかで行くとちょっと悩む。いま持っているMavic Proで事足りてるところはあるんです。でもアップデートしたポイントを見ていくと、買い換えまたは買い足しする価値はあるような気がしてきた。
Source: DJI