まるで凧みたい?ケーブルでつながれたドローンが風車の役割をする発電方法

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  • author 岡本玄介
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まるで凧みたい?ケーブルでつながれたドローンが風車の役割をする発電方法
Image: ESA

これから風力発電は、大空を舞うドローンが担うかも?

凧揚げのようにケーブルで繋がれたドローンが上空の強風を受けくるくると飛行し、その力で地上のタービンを回転させて発電する…という技術が研究されています。ドローンが、風車の羽の役割りを担うわけです。

ESAが支援している

この技術は、「エアボーン・ウィンド・エナジー・テクノロジー」と呼ばれています。そしてこの実験をサポートしているのは、実はESA(欧州宇宙機関)なんです。彼らは宇宙開発だけでなく、NAVISP(Navigation Innovation and Support Program)という航法と技術革新についての支援を行なっており、オランダのAmpyx Power社が実験を進めています。

Video: Ampyx Power/YouTube

ドローンにする利点

地面に設置されている風車の風力発電は、低い位置にあるため流れる風が低速なのですが、もっと高い位置には強風が吹いています。それにより大きな電力を得ることができるのだとか。

そこで使われるのが、地上200m以上の高さを飛べるドローン。NEW ATLASいわく、ドローンは風力タービンの10%ほどの材料で作れるうえに、より発電量が大きくできるのだそうです。それに定期的に着陸させられるので、修理や交換のメンテナンスが楽なこともメリットです。

地上に立つ風力タービンはまだ低い

アメリカ最大級でも、高さが地上約170mだという風力発電の風車。さすがにそこまでではなくとも、大体130mにあるものはこの業界では低い部類になるようです。もしこのドローンを高地で飛ばせたら、さらに強風を得られるかもしれません。

空の上をドローンがぐるりと飛んでいる光景は、なかなかシュールですよね。

Source: YouTube, ESA via NEW ATLAS