いちばん使うものだから。ギズモード・スタッフのお気に入りキーボードをご紹介します

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  • author 三浦一紀
いちばん使うものだから。ギズモード・スタッフのお気に入りキーボードをご紹介します

キーボードは現代の万年筆。

リモートワークにより自宅で作業をする時間が増えました。オフィスで顔を合わせて会話できない分、テキストによるコミュニケーションも増えています。

そうなってくると、気になるのがキーボード。キーボードによる文字入力が快適になると、コミュニケーションが円滑になり、原稿だってすらすら書けるような気がしないでもないかもしれない…、うん、多分そうだ…。

と、とにかく! テキスト入力が増えるリモートワークにおいて、キーボードの快適さは重要なんですよ!!

ということで、この記事ではキーボードにこだわりのある編集部員とライターが、イチオシのキーボードをご紹介します。

編集部金本:ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード

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現在の私のセッティング。Surface Proをタテに置くのがポイント。
Photo: Taro Kanamoto

よくあるメンブレンキーやメカニカルキー、Macの浅いバタフライキーやSurfaceのしなるタイプカバーなどなど、僕自身はわりとどんなキーボードでも1週間もあれば慣れてしまえるタチですが、いま愛用しているのはLenovo(レノボ)のThinkPad トラックポイント・キーボード(英語配列・Bluetoothモデル)です。

僕の仕事にはタイピングのほかにも、Webページやスプレッドシートの閲覧など「画面を大量にスクロールする」という操作がよくあります。なので、独立したPgUP/PgDn/Home/Endキーと、ホームポジションを崩さずカーソル操作やスクロールが行なえるトラックポイントがとにかく重宝するんですね。それでいてコンパクトというのが最高! 打鍵感はさすがにRealforceやHappy Hacking Keyboard(HHKB)には及びませんけど、ノートPCのキータッチとして評価が高いThinkPadのキーは快適です。

ちなみにトラックポイントのキャップは別売りのソフトリム・キャップに交換しています。ちょっとの力でカーソルを動かせるし、精密操作性もアップして言うことなし。

後継機のThinkPad TrackPoint Keyboard IIがそろそろリリースされるためか、Lenovo公式ストアからはもう買えないようです(有線モデルはまだ買えます)。とはいえキーボードの部分はほとんど変わっていないので、Amazonなどで売っている現行モデルでもおすすめできます。

編集部神山:Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S

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Photo: かみやまたくみ

先日、PFUの「Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S」(以下HHKB Type-S)を購入しました。ライターの三浦さんに触らせてもらってからずっと欲しくて、リモートワークに移行してからテキストチャットでのコミュニケーションが増えたこともあって3万5200円(税込)という価格にも踏ん切りがつきました。

使い始めてまだそんなに時間が経っていませんが、ちょっともう離れられなくなりそう。これまで使っていたキーボードは、カチャカチャッターン! って感じだったんですけど、HHKB Type-Sはカシュシュシュシュシュシュシュシュって感じ。タイプ速度と静かさが段違い! 自分の思考を追う速度でタイピングでき、文字を打つことが中毒になるような気持ちよさがあります。

そんな上質なタイプフィーリングを実現するのは、ロスの少なさ。まずメカニカルロスが少ない。キーを押すのにまったく力が要らないため、指の動きが最小になり、タイピング速度が向上するわりに疲労は少なく感じます。上質紙に高級万年筆で書くときのような圧倒的な滑らかさ。また、考え抜かれたキー配列もすばらしい。特に気に入ったのがカーソルキー。Fnキーを押すと一部のキーがカーソルキーに変化するという独特の配列なのですが、これにはホームポジションを崩さなくていいという巨大なメリットが。無駄なキーがないので小さくて押しにくいキーはなく、どのキーも押し間違えることがありません。そういった方向からもロスレスが追求されています。

ファンが多いのも納得の逸品、キーボードのひとつの頂点といって差し支えないでしょう。

ライター勝山:Realforce for Mac

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Photo: 勝山ケイ素

Macユーザーに、文字を打つ「喜び」と「覚悟」を教えてくれるキーボードのお話です。

家で仕事って進まないですよね。本気で仕事をするときはオフィスやカフェなど、人目があり干渉されない環境に移動します。とはいえ今はそうも言っていられないので、自室(=ゲーム・食事・睡眠のための場所だと体が覚えてしまっている部屋)で働くのですが、当然全く捗りません。気付くと「あsfごhsぱ」とか、意味のない文字列を入力しています。

そこで、急遽オフィスから自宅に、このRealforce for Macを持ち帰りました。

猫背にならないようMacBook ProをNintendo Switchの箱(完璧な高さと幅)に乗せ、iPadをセカンドディスプレイにし、Realforce for Macを有線接続して使っています。オフィスで最高なものは、家で使ってもやっぱり最高。集中力が上がる(気がする)んです。

Macユーザーなので純正の薄いキーボードとの比較になりますが、なんと言っても打鍵感が違います

キーストロークは長く、クリック感もあるため確かに打っているという感覚があります。子どもみたいですが、物理的なスイッチを押すって楽しい。それでいてキーは軽く思考の邪魔にならないので、タイピング欲が刺激されて止まりません。

スコスコスコという打鍵音もよい。仕事が捗っているときは、その音で自分が波に乗っていることを教えてくれるんです。一打一打がよろこびに溢れていて、まるでピアノを弾いているような…、ちょっと褒めすぎですね。

とにかく、僕のような集中力のない人間の気分を盛り上げて、なんだか調子がよいような気にさせてくれるありがたい仕事道具なんです。

Apple純正のキーは薄く、打鍵感も軽すぎず重すぎず、「タイピングという行為をできるだけ透明で無意識なもの」にしてくれる装置のように感じます。

それに対しRealforce for Macは「改めてタイピングという行為を取り出して、じっくり味わう贅沢な場」です。一打一打にリッチな喜びがあるからこそ、気持ちを切り替え、覚悟を持ってタイプすることができます。必然、ぼーっとして無意味な文字を打ったりする回数も減ってきます。

お高い買い物ですが、3カ月あれば元手を回収できた気になれるくらい仕事が楽しくなるツールです。ずっとパソコンに向かう仕事をしているのなら、外に遊びに行けない分タイピング自体で気分をリフレッシュさせるの、ありだと思います。

ライター三浦:NuType F1

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Photo: 三浦一紀

メインで使っているMacBook Proには、編集部神山と同じ「Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S」(以下HHKB Type-S)を使っています。そして、モバイル用PCのSurface Pro 7には「NuType F1」というキーボードを使っています。今日は後者のお話を少し。

これを選んだ理由は、英語配列が選べること、持ち運びしやすいサイズと重さ(350g)であることなどいろいろあるのですが、最大の理由が「MacBook Proに載せて使える」ということ。

実はこのキーボード、ボディの裏側に突起があって、MacBook Pro(英語キーボード版)のキーボード部分に載せても、ボディがキーに干渉しないようになっているんです。このアイデアでやられてしまいました。ちなみに、Surfaceのタイプカバーの上に載せてもOK。日本語配列のものでも大丈夫です。ただし、他の日本語キーボードではうまくハマらないものが多いので要注意。

購入当時は、MacBook Proを持ち歩くことが多かったのですが、今はSurface Pro 7をモバイル用にしているので、そちらで使用しています。本体とキーボード合わせても1kg弱。純正のタイプカバーを着けた場合とそれほど重さは変わらないので、重宝しています。

キースイッチはKaihuaのロープロファイルメカニカルスイッチを採用。僕は赤軸を選びました。あまりカチカチ言わず、それでいてメカニカルスイッチ特有のクリック感があるのがお気に入りです。昔は茶軸派だったんですけど、モバイル用ということで静音性重視です。

キー数やレイアウトなど、HHKB Type-Sと併用してもそれほど違和感がないのもいいところ。カーソルキーがあるので、こちらのほうが操作性はよかったりもします。なお、タブレットスタンドにもなるソフトカバーが付属していて、それもなかなかいいんですよ。このキーボード、結構お気に入りです。


どうですか。この熱いキーボード愛。当初「軽めの文章でいいですよ」って発注していたはずなのに、気がついたらみんな長文! それだけキーボードへの愛が深いことがわかりました。

キーボードは、パソコンを使う上で一番使うところ。ここを快適にすると、パソコンを使う作業全般が快適になります。いいキーボードはちょっと高価ですが、毎日使うものですし、長く使えるものですから、日割り計算したらほとんどタダみたいなものですよ! さあ、自分に合った最良のキーボードに出会う旅に出てみませんか?

自分に合った最高のキーボード ほしい?

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