これまでとはまったく違った形に。
新型コロナウイルスの影響でイベントの中止が相次ぐ中、毎年ベルリンで開催される大規模なコンシューマエレクトロニクスショー「IFA」は、9月3日〜5日にリアルイベントを開催すると発表しました。
今年4月には、「イノベーティブな新コンセプトのイベント」の開催を発表していたIFA。そして実際のイベントでは、招待客のみがイベント会場に入場できます。これは、一般向けのチケットも販売していた過去のIFAとは大きな違いです。
イベントは4つの小規模なイベントに分割され、それぞれのイベントには1000人以下が参加することになります。これは、10月24日までは5000人以上が参加するイベントは開催できないという、ベルリン市の規制に対応したものです。もちろん、イベント会場ではソーシャルディスタンスに配慮した対策が取られます。
一方で参加ができなくなった一般入場者向けには、さまざまなデジタルイベントが提供される予定です。このあたりは、オンライン開催が決まったApple(アップル)の開発者向けイベント「WWDC 2020」とも似ていますね。
新型コロナウイルスにより、大きく変わりつつあるイベント業界。そんな中で、規模を大幅に縮小しながらもリアルイベントを続けるIFAのスタイルは、新たな解決策を示しているのかもしれません。