ホットドッグ専用トースターレビュー:後悔しかない

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ホットドッグ専用トースターレビュー:後悔しかない

これサイコー! 夢のガジェットだよ! って言いたかった。

アメリカの国民食のひとつといえば、早食い大食いでもおなじみのホットドッグ。なんと、ホットドッグ専用のトースターがあるそうで、米Gizmodo編集部がレビューしました。日本で言えば、おにぎりと卵焼きとお味噌汁が同時にできる炊飯器的な? これ最高!おすすめだよ! と言いたかったけど言えない、悔し涙のレビューをどうぞ。


17ドルで夢のホットドッグトースター

あぁ、ホットドッグが好き! 大好き! 子どものとき、コストコでの買い物でいい子にしているとフードコートで買ってもらえるご褒美のホットドッグめちゃうれしかったなぁ。この体験からか、私の頭の中ではホットドッグ=ご褒美=サイコーなんです。なので、世界的に外出禁止・自粛の今、セールで見つけたホットドッグ専用トースターを買わない手はない! 17ドル(約1,800円)という破格値!

17ドルぶんしっかり楽しめた一方、17ドルはしょせん17ドル。その価格分の仕事しかしないのも事実。返品しようにも、コゲがこびりついて無理。まぁ、そういうことです。

ホットドッグ専用トースターは、Nostalgiaの昔懐かしキッチンガジェットシリーズのひとつ。その昔(50年代から60年代)は馬鹿げた面白ガジェットがたくさんあったもんだと思いますが、親に聞いてみると「なかった」とのこと。え? おばあちゃんは、ホットドッグ専用トースターなんて使わずに、ソーセージをBBQグリルで焼くか、茹でるかしていたそうです。え? …実在しなかった商品、いや正確には実在したかもだけど広く普及しなかった商品を懐かしがるのは無理がありますけど、ホットドッグ専用トースターなんておもしろいし、うちの母親も「いいアイディア商品!」なんて言うもんでレビューしてみました。デザインだけは、レトロで懐かしい見た目ですよね。

Nostalgia レトロポップアップホットドッグ専用トースター


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Photo: Joanna Nelius (Gizmodo)

これは何?:ソーセージとパンを同時にトーストできるマシン。

価格:40ドル(約4,300円)。レビュー機はセールで17ドル(約1,800円)。

いいところ:見た目がカワユイ。

残念なところ:見た目以外のすべて。

見た目はいいけど使い勝手は最悪!

赤い見た目がとてもポップでかわいいのですが、使い勝手は最悪。そもそも電源入れるコードからダメ。太すぎてトースターの下を這わせるのは不可。コードの位置も悪い。短いコードをコンセントに差そうとすれば、温度用ダイヤルなどコントロールはすべて壁側を向いてしまうことに。使いづらっ!

温度ダイヤル、ストップボタン、レバーなどは然るべき動きをします。ただ、肝心のパンはそうでもなくて。パンのメーカーやブランドによって、このトースターの向き不向きがあります。レバーはちゃんと動くけど、パンによっては指で押し込まなくちゃ中に入ってくれなかったり、逆にくっついちゃって取り出せなくなったり。

ソーセージはどういうタイプのものも(ヴェーガン用の豆腐ドッグでも)使用可ですが、問題は温度ダイヤルがソーセージとパンで兼用だということ。一緒に調理するために、パンを入れる場所、ソーセージ入れる場所とそれぞれ分かれてはいるものの、温度ダイヤルはひとつなんです。パンを軽くトーストするくらいだとソーセージは冷たいまま、一方ソーセージの皮がパリッとなるほどトーストするとパンは丸こげに。…なんだこれ。

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焼くよー!
Photo: Joanna Nelius (Gizmodo)


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チャレンジ1回目。
Photo: Joanna Nelius (Gizmodo)


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2回目。
Photo: Joanna Nelius (Gizmodo)


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1回目のやつにケチャップとマスタードを。
Photo: Joanna Nelius (Gizmodo)


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コードの位置悪すぎ問題。
Photo: Joanna Nelius (Gizmodo)


2回に分けて焼けばいいけど…

試行錯誤の末、温度ダイヤルは2(5まである)にして、まずソーセージを焼き、2度目にパンを追加するというスタイルに落ち着きました。つまり、ソーセージは2回、パンは1回トーストするということ。パンとソーセージを自分好みにし、かつ両方を熱々で食べるにはこの方法以外ない! 一度に調理できるのが売りのキッチンガジェットで、この手法は致命的にダメダメです。

ちなみに、どの温度設定で何回焼こうが、ソーセージは絶対コゲます。だって、ソーセージ入れるバスケットの中で斜めになってアッツアツの金属にソーセージが寄りかかる形になるんだもん。目を疑うような仕様ですが、悲しいかな事実です。パンも絶対どこかはこげます。パンをなるべく焦がさない唯一の方法は、すでにコゲてこびりついたパンのカスをトースターの中に放置して、これを保護レイヤーとして活用すること。繰り返しますが、目を疑うような仕様ですが、悲しいかな事実です。

苦労してできたホットドッグは、普通

焼き加減の試行錯誤、犠牲となったパンのコゲをバリアとして使うなど、あの手この手で作った結果、完成したホットドッグは普通です。めっちゃフツー。ホットドッグ専用トースターのくせになんなんでしょう。返品したくても、コゲつきまくっているのでできません。再びNostalgiaのホットドッグ専用トースターを使う日はくるのでしょうか? 答えは否、絶対ない! 今回のレビューで最もツライのは、このトースターを購入したとき酔っ払っていたわけでも、ノリで買ったわけでもないということ。しらふの状態で、本当に心から「ホットドッグ専用メーカー!? 何それ、欲しい!」と思ってしまったことですかね。自分の思考にを疑いますが、悲しいかな事実です。ツライ!

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