ボストン・ダイナミクスの犬型ロボ「SPOT」お医者さんのテレプレゼンスになる

  • author 岡本玄介
ボストン・ダイナミクスの犬型ロボ「SPOT」お医者さんのテレプレゼンスになる
Image: GitHub

ハイテク人面犬ではありません。

満を持してデビューした、Boston Dynamics(ボストン・ダイナミクス)の犬型ロボット「SPOT」。これが今、新型コロナウイルス感染者を治療する助けになっているのだそうです。

病院でテレプレゼンス・ロボットになった

TechCrunchによりますと、「SPOT」が活動しているのは地元ボストンにあるブリガム・アンド・ウイメンズ病院とのこと。個人防護具(PPE)不足による医者の身の安全のため、タブレット端末を合体させてテレプレゼンス・ロボットになっているのです。

Video: KTNV Channel 13 Las Vegas/YouTube

ボストン・ダイナミクス社は、3月より病院からロボット技術で遠隔診察をするための妙案はないか? と問い合わせが来ており、その解決策がこの犬型遠隔診察ロボになったのでした。

facebookの投稿では、これにより最前線にいる医療従事者の数を減らすことに成功した、とあります。また、他の医療従事者にも同じことができるよう、GitHubに3D印刷用データや写真などがオープンソースとして公開されています。

これまでの活動

今まで「SPOT」は石油プラットフォームでガス漏れや異音がないかパトロールしたり、東京の建設現場を歩き回ったりと、“人が分け入るには少々危険な場所”“歩く”ことに特化した使い方がテストされてきました。

今回はちょっと毛色が違いますが、確かに感染の危険がある場所で、患者と濃厚接触せずに診察するにはよいアイデアですね。今ではテレプレゼンス・ロボットで「アバター卒業式」もできる時代になったので、さもありなんという感じです。

UVライト合体で消毒も兼ねるように

ちなみにこの医療用テレプレゼンスSPOTは、将来的に背中に紫外線を発するライトを合体させて、移動式の消毒ロボとしても機能させることも考えているそうです。ちょっと前に、中国がデンマーク製の紫外線消毒ロボットを大量輸入したのと同じですね。

可動式アームなども合体できるので、医療の現場でもっと多様な使い方ができそうです。Source: GitHub, facebook, Boston Dynamics via TechCrunch, YouTube

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