公認携帯ゲーム機Evercadeレビュー:おうち時間に激ハマりしてみては?

  • 38,990

  • author Andrew Liszewski - Gizmodo US
  • [原文]
  • R.Mitsubori
公認携帯ゲーム機Evercadeレビュー:おうち時間に激ハマりしてみては?
Image: Gizmodo US

どうぶつの森に疲れたら、レトロゲームで癒されるのもアリ。

80年代はカセットゲームの全盛期。当時子どもだった人が親世代になった今、任天堂クラシックミニを親子でプレイしている人も多いですよね。私も、そうです。そして、意外と楽しい。

マリオやスト2以外にもゲームはたくさんあったわけですが、当時のゲームやソフト(と、旧式のテレビ)は捨てちゃったし…。でも昔のゲームもやってみたい。

Evercadeはそんな大人向けの、公認携帯レトロゲーム機です。ソフトがハードウェア内蔵ではなく、ゲームボーイのようにカセットを入れ替えるカートリッジ式で、それぞれのカセットにクラシックゲームがてんこ盛り詰まっています。以下、米ギズモードAndrew Liszewski記者のレビューを紹介します。


ここ数カ月、私は過去ゲームにアクセスできる、リーズナブル携帯ゲーム機をいくつかレビューしてきました。今のところ、おすすめは中華ゲーム機のRetro Game 350で、NESからSega Genesis、初代PlayStationといったゲームをすべてプレイできる、優秀ガジェットになっています。ついついハマっちゃうレトロゲーム数百作品をポケットに入れて遊べるんですが、ちょっと扱いがむずかしいのが玉にキズ。

というのも、ソフトウェアとインターフェースがちょっと複雑なんです。ゲームをスムーズにすすめるには、あれやこれやの設定調整が必要なので、その操作がなかなかたいへん。しかもエミュレータの場合、ソフトがあるわけでもゲームが内蔵されているわけでもなく、必要なROMファイルをユーザ自身がデバイスにロードしないと遊べません法的にグレーゾーンのROMファイルも多いしね…)。

ひと言でいうと、Retro Game 350では、自分の両親では扱えないだろうけど、Evercadeなら簡単なので、うちの父親でもサポートセンターに問い合わせすることなく遊べる! って感じです。

Evercade

Evercade2
Image: Gizmodo US

これは何?:カートリッジ式の携帯レトロゲーム機。

価格:本体は1万4,800円(税込)、カートリッジ1本あたり3,980円(税込) 。

好きなところ:ROMを自分で探したり、エミュレータの設定調整をしなくていい。

好きじゃないところ:携帯ゲーム機にしては、やや大きめ。カセット出し入れしにくい。


数十年間レトロゲームをプレイしてきた人間として(PCのエミュレーターも、最新の優秀デバイスもこなしてきました)、はじめてEvercadeを知ったときは、正直「なんで今さら…?」って思いました。

でも、実物に触れてみて、納得しました。Evercadeは私のようなレトロゲーマーだけでなく、気軽にゲームを楽しみたい人にも最適の出来ばえになっています。

外観はいい感じ。でもmini HDMIとmicro USBは、ちょっと使いにくい

Evercade3
Image: Gizmodo US
ヘッドフォンジャックは、お察しのとおり、底面についてます。


Evercade4(3-2)
Image: Gizmodo US
HDMI端子が上部についているので、テレビ画面に映し出すことも可能。ただし、別途mini HDMIケーブルが必要。


Evercadeは、光沢のあるボディに赤と白のペイントが施された、いかにもなクラシックデザイン。80年代のアーケードゲームを彷彿とさせる外観ですねー。よりシックで繊細なカラーバージョンもあります。ヘッドフォンジャックとmicro USB充電ポートは、ゲーム機の下部に設置されています。まあ、正直、USB-Cを使ってほしかったんですが、これはまあ許容範囲ということで。

上部にはHDMIポートがあるので、720Pの大型テレビでゲームをプレイすることもできるのですが、規格が少数派のmini HDMIポートになっているのが玉にキズです。HDMIとminiHDMIの変換ケーブルが同梱されているか、小型のアダプタでも入っていればよかったんですが…。これもマイナスポイント。

ポータブルにしては、大きめの画面と大きめのボディ

Evercade5
Image: Gizmodo US
セガのゲームギアほどではないけど、かなりビッグサイズ。


Evercade5-2
Image: Gizmodo US
ゲームボーイアドバンスやRetro Game 350より大きい。でも、画質は粗目。


Evercade最大の特徴は、なんといっても4.5インチの大画面です。携帯ゲーム機の中では最大級。ただ、最高級ではありません。視認性は悪くないのですが、ちょっと傾けただけで画面が見えにくくなってしまいます。

解像度もわずか480x272ピクセルなので、16ビットのゲームなら特に不自由なくプレイできますが、メニュー画面はぼやけ気味。レトロゲームの味わいだと思えばいいんですけどね。

画面が大きいということは、本体も大型というわけで、Nintendo SwitchやSwitch Liteほどではありませんが、はじめて手にしたときは規格外にビッグサイズだったセガゲームギアを思い出してしまいました。一年中トレンチコートを着ている人でない限り、これをポケットに入れて歩き回るのはちょっと厳しいですね。

ボタンは大人に押しやすい感じ

Evercade71
Image: Gizmodo US
丸っこい十字キーは昔のセガっぽい。


Evercade7-2
Image: Gizmodo US
アクションボタンは大きめで、大人の指にピッタリ。


Evercade73
Image: Gizmodo US
このボタンは、ちょっとクリック感弱め。


本体や画面だけでなく、ボタンが大きいのもまた特徴。円形の十字キーはセガ製品を彷彿とさせるもので、RG350やゲームボーイアドバンスよりもはるかに大きいのですが、大人の指にはこのくらいの大きさがしっくりきます。右側にあるアクションボタンもまたしかり。プラスチック製のボタンはゴム製に比べて触り心地はいいのですが、滑らかすぎてちょっと使いにくいかも。まあ、これは好みもありますし、それほど大きな問題ではありませんね。

いわゆるL/Rボタン的なショルダーボタンは指にフィットする形で、指も届きやすいのですが、押したときのクリック感がちょっと浅めかな。もうちょっと深くしてほしい気もしますが、我慢できないほどではありません。筋金入りのやり込み派には物足りない使用感かもしれませんが、カジュアルなゲーマーにとっては使いやすく、違和感もないはずです。

ソフトは、わかりやすい説明書つき! でも、カセットが抜き差ししにくい

Evercade81
Image: Gizmodo US
ゲームボーイ世代には懐かしい、カートリッジ式。


Evercade82
Image: Gizmodo US
ものすごく丁寧なケースと解説書に、ある意味感動。


箱から出したばかりのEvercadeは、文字どおり空っぽで、ゲームソフトはひとつも入っていません。そのかわり、Atari、Data East、Namcoなどゲーム会社ごとにレトロタイトルが6~20作品詰めこまれたカートリッジを使います。カートリッジのサイズはゲームボーイやゲームギアと同じポケットサイズ。 カートリッジは二つ折りのケースにしっかり梱包されていて過保護感があります。でも、同梱の解説書は感動モノでした。

当時はゲームの操作方法なんていちいち説明してくれませんでしたから、何度もゲームオーバーを繰り返して身につけるしかありませんでした。何度泣いたことか。すべてのゲームのプレイ方法を、しかも紙の説明書で教えてくれるなんて素晴らしい。

Evercade9
Image: Gizmodo US

ただ、1つだけ大きな難点をあげるとするなら、カートリッジの抜き差しが固すぎるところ。他のレビューでも指摘されていたので、私が不良品をつかまされたわけではなさそうです。特に、新しいカートリッジを背面のスロットに挿入する際、かなり力がいるんです。しかも、抜くのはもっとたいへん。カセットの表面がツルツルなので、掴みどころがないんですよ。こんなに力を入れて壊れないか不安になるほど。私なんかゴム手袋を使っちゃいました。初回をクリアすれば、その後は少しマシになるんですが、後継機では是非改善を希望します(本記事執筆後、今回レビューしたハードウェアはまだテスト段階で、販売段階ではスロットの設計が改善されており、カートリッジの抜き差しもスムーズになっているとの報告をいただきました )。

設定作業はほぼ、ナシ。いつでもセーブできるので隙間時間にも遊べる!

Evercade10
Image: Gizmodo US
画面の比率を16:9にすると、ちょっと引き延ばした感じがでちゃう。

カートリッジのスロットにはやや難ありですが、Evercadeでレトロゲームをする体験自体は最高でした! 現在12種類あるカートリッジのゲームコレクションはすべて正式公認されていて、ハードウェアで問題なくプレイできます。ノイズやフレーム、画面のひび割れやサウンドの問題も一切ありません。すべてがしっかり機能して、ゲームに集中できます

RG350のようなゲーム機だと、エミュレータの機能を調整するため、複雑なメニューシステムを操作しなければならないのですが、Evercadeのオプションはゲーム画面比を4:3にするか、16:9にするか、といった程度。ちなみに後者だと、若干画面を引き延ばした感が出ます。


Evercade11
Image: Gizmodo US
設定オプションは、画面サイズだけ。


Evercade112
Image: Gizmodo US
いつでもどこでもセーブOK!


いつでもセーブできるので、空き時間にポチポチ遊びたいカジュアルゲーマーにもおすすめです。当時のように、説明書の裏にセーブ用のパスワードを書きうつす、なんてことをする必要もなし。情緒がないと思われるかもしれませんが、これだけ簡単にゲームを再開できるシステムに慣れれば、文句を言う気をなくすと思いますよ。

最初はEvercadeのシンプルさゆえ、さっと遊んでさっと電源をオフにできていたのですが、宝の山のごとくゲームを楽しめちゃうので、だんだんはまってしまいました。今日までで何時間費やしたことか…。往年のコンソールと同じで、カセットを差し込んだらすぐ遊べるわけですよ。イライラも待ち時間もなく、エミュレータがうまく動かなくて調整に手を焼くこともありません。

カートリッジの価格は3980円(税込)。つまり、ゲーム1つにつき200円から500円程度で、スマホアプリと同じくらいですね。もうちょっと持ち運びしやすい後継機が出ることを期待しているのですが、今のままでもEvercadeは十分にクレバーなアイテムです!

まとめ

・複数のゲーム会社の120を超えるレトロゲームが遊び放題のEvercade。エミュレータの調整なども不要で、心おきなく楽しめます。昔のソフトやコンソールがなくても、古いゲームを簡単にプレイできます。
・頑丈な本体はNintendo Switch Liteよりやや小さめ。ポケットサイズというには大きすぎる感じ。
・画質は決してよくありませんが、画面は大きく、画像の粗い昔のゲームをプレイするには十分。
・カートリッジはプラスチックの二つ折ケースつきで、紙の取扱説明書が付属しています。
・カートリッジが本体に出し入れしにくい。安全のため、ゴム手袋が必要な場合も。
・HDMI端子で大画面に接続可能ですが、miniHDMIケーブルが別途必要です。

Reference: 輸入販売ゲームガジェット

Evercade ほしい?

  • 0
  • 0

シェアする

    あわせて読みたい

    powered by